こんにちは。ガジェットブロガー、WebライターのShinoです。
夏の暑さに打ち勝つため、ハンディファンや冷却素材リングなどのアイテムは多くのメーカーから販売されています。
その中でも特に冷却性能が期待できるのが、冷風ファンと冷却プレートを組み合わせたネッククーラーです。
今回はそんなネッククーラーの大手メーカーであるRANVOO様より、最新モデルのAICE LITEをご提供いただきました。
実際の使い心地や良いところ、微妙なところを詳しくレビューしているので、冷却アイテムが気になる方はぜひチェックしてみてください。
スマホ系ライター・ガジェットブロガーのShinoです。
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- 見た目が可愛い
- 冷却性能もそこそこ優秀
- 専用アプリが直感的で使いやすい
- バッテリーもそこそこ持つ
- 動作音が大きい
- 排熱が首に当たることがある
RANVOOってどんなメーカー?
まずは今回取り上げるRANVOOがどんなメーカーなのか簡単にご紹介。
RANVOOは中国深センのメーカーで、読みはランボー。
スマホアクセサリーメーカーから小型家電メーカーとなり、現在はネッククーラーのメーカーとして存在感があります。
RANVOO AICE LITEの概要
今回レビューするRANVOO AICE LITEはRANVOOのネッククーラーの2024年最新モデル。
冷風とペルチェ素子の冷却プレートで首元を冷やすタイプとなっています。冷却はもちろん、送風、温熱も可能です。
また、温度を設定すると自動で強さを調節してくれる機能も搭載しています。
RANVOO AICE LITEの外観と付属品
それでは早速RANVOO AICE LITEを開封して、外観や付属品をチェックしていきます。
RANVOO AICE LITEを開封、付属品をチェック
まずは開封から。赤色の割と大きめな箱に入っています。
内容物はAICE LITE本体と簡単な操作ガイド、安全ガイドライン、USB-A to USB-Cケーブル。
ケーブルはL字形状になっています。
RANVOO AICE LITEの外観をチェック
こちらがRANVOO AICE LITE本体。
今回送っていただいたのはスノーホワイトというカラー。他にグレーシャーブルーがあります。
全体的にマットでサラッとした質感になっています。
ガジェット感の少ないシンプルめなデザインなので幅広い層に受け入れられやすそう。
首に触れる部分はペルチェ素子のプレート。
その上の溝が冷風の吹き出し口です。
左側には物理ボタンがあり、先端側が電源ボタン、もう1つが風量調節ボタンです。
調節はスマホアプリから行うことが多いので、ボタンで調節する機会はあまりありません。
ボタンの下にはディスプレイがあり、設定温度などをデジタル表示で確認できます。
ディスプレイ横のメッシュになっているところは排気口。冷風を出すときに熱交換で発生した熱風がここから出ます。
首の後ろ部分は少し大きくなっており、内部にはファンや冷却機構などが入っています。
下部にはもう1つ風の吹き出し口があり、背中に向けて風を送ります。
中央はシリコン素材になっており、ここを折り曲げて首の形に沿わせます。
RANVOO AICE LITEの使用レビュー
ここからは、RANVOO AICE LITEを実際に使った感想を紹介します。
冷却性能:環境によるがそこそこ冷える
肝心の冷却性能ですが、環境にはよるもののしっかり冷え、ネッククーラーとしては十分実用的だと感じました。
首に当たるペルチェ素子プレートはかなり冷たくなるので、肌で直接冷たさを感じることができます。
また、送られる風もただの風ではなく、冷風なのでハンディファンなどと比べれば涼しさは段違いです。
ただし、もちろん限界があり、屋外の暑い環境だとなんとなく涼しさを感じるくらいの感覚です。
それでも、通常のハンディファンより冷え、濡らしたタオルと違って冷たさが持続する点でAICE LITEの優位性はあると感じました。
また、電気代節約のためにエアコンの温度を控えめにしたい方や、エアコンの風に直接当たりたくない方にもちょうど良いアイテムです。
今の仕事部屋はエアコンが無いので、夏場はAICE LITEがかなり活躍しそう。
専用アプリ:操作が直感的で分かりやすい
AICE LITEの操作は基本的に専用アプリ「metaura」を使って行います。
本体の電源をオンにした状態でアプリを開くと自動で接続され、このような設定画面が表示されます。
基本的な温度や風量の調整のほか、各種モードの設定も可能です。
モードは冷却のほか、暖房や自然風などがあり、幅広いシーンで活用することができます。
個人的に便利だと思っているのがAIモード。
温度を設定するだけで冷却具合などを自動で調整してくれます。
また、冷却優先モードなら、バッテリー消費が増えますが、より強く冷却を行います。
個人的な利用シーンだと、入浴後の火照りを一気に解消したいときに活躍しているモードです。
風量や温度の調整も簡単な上、モードもワンタップで切り替えられるので、どんな方でも直感的に操作できると感じました。
バッテリー持ち:そこそこ持つ。
ネッククーラーの大事な要素の1つがバッテリー持ちですよね。
どれだけ冷えても、バッテリーが持たないのであれば実用的とは言えません。
私自身も、ネッククーラーのバッテリー持ちにはあまり期待していなかったのですが、AICE LITEのバッテリー持ちは十分実用的でした。
まだ夏本番ではないので、長時間ぶっ通しで利用したわけではありませんが、体感だとフル充電で6~8時間程度は問題なく稼働します。
もちろん、省電力モードにしたり、設定温度を控えめにしたりすればもっと長く利用できると思います。
6~8時間程度持てば、屋外で何か活動しながら使う際も十分使えるのではないでしょうか。
また、Type-C端子を使った急速充電にも対応しているので、モバイルバッテリーを持っていれば外出先でもサクッと充電することができます。
動作音:大きい。着けたままの会話は厳しい
AICE LITEはファンで冷風を送るので、動作音があります。
正直なところ、この動作音が結構大きいです。
左右の送風口がちょうど耳を向いていることや、ファン自体が耳に近いことが影響し、風量半分くらいでもうるささを感じます。
実際に風量半分くらいで動作している近くで測定したところ、65デシベル前後でした。これは掃除機の近くや走行中の自動車の車内くらいの音量。
風量マックスだとドライヤーの風を真正面から受けているような感覚です。
音量を測ると80デシベル弱くらいだったので、走行中の電車の中くらいの音です。かなり大きな音なのが分かるのではないでしょうか。
装着したまま誰かと会話するなら、少なくとも風量は1/3くらいに抑えないと厳しいと感じました。
在宅ワークなど、作業中に利用する場合はノイズキャンセリング搭載のイヤホンが必須ですね。
ただ、うるさく感じやすいのは使っている本人で、周囲の人は風量半分くらいまでならそこまで気にならないと感じました。
サイズ感:人によっては重さが気になる
AICE LITEを装着した状態を正面から見るとこんな感じ。
シンプルなデザインのおかげで見た目の威圧感やゴツさはあまり感じません。
また、重量は実測で524.5g。
日本人男性の平均値に近い体形の筆者としては、重さもあまり気になりませんでした。
ただ、小柄な私の彼女に装着してもらったところ、「重い」と一蹴されてしまいました……
そのため、人によっては重さが気になることもあると思いますし、長時間利用しているとその負担感も大きくなりやすいでしょう。
ただ、個人的には着けていられないほど重さの負担を感じなかったので、大抵の場合は問題ないと思います。
排熱:姿勢次第では首に当たる
AICE LITEは冷風を出しているため、エアコンと同様、熱交換で熱が発生します。
本体横のメッシュ部分が排熱口となっており、使用時はこの付近が発熱します。排熱口自体は横を向いているので、直接排熱が首に当たることはありません。
ただ、排熱口の下部分は、体勢次第で肌に触れます。
特に左側はディスプレイがあることも影響しているのか、熱を感じやすいです。
若干のストレスになることはもちろん、長時間熱が当たると低温やけどの恐れもあります。
AICE LITEをしっかり首にフィットさせて、首を真っすぐに向けていれば熱を感じることはありませんが、利用時には注意が必要です。
RANVOO AICE LITEのレビューまとめ
今回はRANVOOのネッククーラー「AICE LITE」を実際に使ってレビューしました。
冷風+冷却プレートの組み合わせということで、冷却性能は十分優秀です。ただ風を送るハンディファンなどとは全く別次元の涼しさ。
ただ、AICE LITEだけで炎天下の環境を乗り切るのはさすがに難しく、屋内で暑いときに使ったり、エアコンと併用したりするのがベストですね。
本体デザインもメカメカしさが少なく、専用アプリも直感的に使えるので、幅広い層の方におすすめできると思いました。
夏の暑さを乗り切る冷却アイテムが気になっている方は、ぜひRANVOO AICE LITEをチェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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