2023年9月1日の国内発売が発表された最新縦折りスマホGalaxy Z Flip5。
3.4インチに大型化したカバーディスプレイが大きな特徴で、一部のアプリを動作させられるようになりました。
しかし、通常だとかなり限られたアプリしか動作させられないという弱点があります。
そこで今回は、Galaxy Z Flip5のカバーディスプレイですべてのアプリを動作させられるようにする方法を解説します。
Galaxy Z Flip5を最大限活用したい方はぜひ参考にしてみてください。

スマホ系ライター・ガジェットブロガーのShinoです。
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今回使用している端末は韓国版のGalaxy Z Flip5です。国内版では仕様が異なる場合があります。
また、今回紹介する方法はあくまで裏技的なものなので、これによる不具合やバグが起きてもこちらで責任を負うことはできません。予めご了承ください。
Good Lockとは
Good Lockとはサムスンが提供しているカスタマイズアプリで、GalaxyスマホにインストールするとUIや機能の細かいカスタマイズができるようになります。


ただし、このアプリは配信されている国が限定されており、日本は対象外なので通常では利用できません。
今回はGalaxy Z Flip5に注目していますが、紹介する方法の前半はGood Lockを国内でインストールする方法なのでそちらだけでも参考にしていただければと思います。
Galaxy Z Flip5のカバーディスプレイでアプリを動かしたい!
さて、新発売のGalaxy Z Flip5は大型化されたカバーディスプレイが特徴ですが、この画面ではアプリが使えるようになりました。
天気やカレンダーといったウィジェットが並んでいますが、通常だとこの中にアプリのウィジェットがあります。


これはGood Lockではなく標準のラボ機能によるもので、現時点では
- Googleマップ
- SMSアプリ
- YouTube
- LINE
などの一部のアプリしか使えません。なぜデフォルト状態で種類が制限されているのかは不明ですが、これから改善されていくのかもしれません。
そうなると、競合のmotolora razr 40 ultraなんかはカバーディスプレイで全アプリが使えているので、Galaxy Z Flip5でも使いたい!となりますよね。
そんな時にGood Lockが必要になるわけです。
Good LockにはGalaxy Z Flip5のカバーディスプレイで全アプリを動かせるようにするカスタマイズ項目があるので、Good Lockさえ入れられれば使えるようになります。
ということで早速、Good Lockを導入してカバーディスプレイでアプリを動かせるようにする手順を見ていきましょう。
Galaxy Z Flip5のカバーディスプレイで全アプリを動かす方法
Good Lockをインストールするまで
国内ユーザーであれば、通常はGalaxy Storeも日本向けのものになっていると思います。
この状態だと冒頭でも紹介した通りGood Lockが出てこないので、Galaxy Storeを初期化します。
初期化後は、STEP 3のVPN接続ができるまで開かないようにしましょう。
設定アプリ内「アプリ」→「Galaxy Store」→「ストレージ」→「データを消去」
※「キャッシュを削除」でもできる場合があります
次に、Good Lockが配信されている国からのアクセスだと認識させるためにVPN接続をします。


Google PlayストアでVPNと検索すればVPNのアプリがたくさん出てきます。今回はシンプルで分かりやすい作りのFree VPN Planetというアプリにしました。
この時点でセキュリティなどを不安に思う方は今回の方法はおすすめしません。
アプリを入れられたらGood Lockが配信されている国のVPNを選びます。今回はアメリカにしました。


Galaxy Storeを初期化した上でVPN接続をし、Galaxy Storeを再起動させるとVPN接続で選択した国向けの仕様で立ち上がります。
この状態でGood Lockを検索すると、検索結果にGood Lockが出てくるのでこれをインストール。


ひとまず、Good Lockの導入はこれで完了です。
Galaxy Z Flip5のカバーディスプレイでアプリを動かす設定
インストールしたGood Lockを起動します。
日本向けに作られていないので日本語表記はありません。
続いて、Good Lockアプリから全てのアプリをサブディスプレイで開けるように設定していきます。
以下の手順に従えばカバーディスプレイで全アプリを動かせるようになっています。
次にアプリを選択しておけば、いつでもカバーディスプレイでアプリを起動させられます。
Good Lockアプリ下部のタブから「Life up」タブ選択→「MultiStar」→「I♡Galaxy Foldable」→「Launcher Widget」でアプリ選択


ここまで設定しておくと、あとは設定したLauncher Widgetをカバーディスプレイに追加するだけです。
設定アプリやカバーディスプレイ長押しなどからウィジェット追加に進み、設定したLauncher Widgetを選択します。
おまけ


ちなみにLauncher Widgetの下にGame Widgetというものもあり、ミニゲームが12種類用意されています。
スマホ向けのアーケードゲームという感じで暇つぶしにちょうど良く、カバーディスプレイに最適化されているので操作性も普通に良いです。
実際の使い心地


ここまでやればついにGalaxy Z Flip5のカバーディスプレイで、全てのアプリを動作させられるようになりました。
とはいえ無理やり動かしているだけなので、アプリによっては表示が崩れるものもあるかもしれません。


PayPayなんかも表示できるので、会計時にいちいち開く手間がありません。


個人的に意外と便利だと思ったのが電卓で、さっと開いてスマートに使うことができました。


どのアプリも開けるようになるとこんな形のスマホとして活用してしまうので、カバーディスプレイと言いつつどっちがメインなんだか分からなくなってきます。
おそらく折りたたみスマホ全般に言えることですが、外側のサブディスプレイが使いやすく進化するほど折りたたむ意味を見失うジレンマを抱えているんだと思いますね。
とはいえせっかく大きくなったGalaxy Z Flip5のカバーディスプレイを活用しないわけにはいかないと思います。
これだけで面白さや楽しさがかなり増すので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

