最近スマートフォンを買い替えたのはいつでしょうか。買い替えた方は思い出して頂きたいんですけど、正直言って最近のスマホって高いですよね。
スマホ好きだと割と金銭感覚が狂ってしまいますが、5~6万円でやっとミドルレンジスマホですよ。やっぱり高いと思っちゃいますよね。筆者は学生なので、なおさら高く感じてしまいます。
そんな中Googleは公式ストアで、Pixelスマホを新しく買うときに利用可能な下取りサービスを開始しました。Pixel 7シリーズの発売時には太っ腹な下取り価格がかなり話題になりましたよね。
今回、Pixel 7の購入時に下取りサービスを利用してみたので、サービス内容や利用方法について紹介していきます。
Googleストアの下取りの仕組み
Googleストアの下取りサービスは2021年の8月から開始しました。このサービスはPCS Wirelessというアメリカに本社がある中古スマホを扱う会社と連携しています。
そのため、下取りに出したスマホを査定するのはPCS Wirelessで、払い戻しなどをGoogleが担うという形になっています。
申し込むと下取りキットが送られてきて、そこに下取りに出すスマートフォンを梱包し、発送するという形になっています。そのため、店舗などに出向く手間はありません。
下取り額については、スマートフォンの購入に利用したクレジットカードなどに後日、払い戻されます。
下取りを利用する前に確認すべきこと
Googleストアの下取りサービスを利用する前にいくつか注意点があります。
今回は3つほど挙げているので、下取りに出してから後悔しないように、しっかり確認していただければと思います。
対象機種
Googleストアの下取りでは、どんなスマートフォンでも下取りしてもらえるわけではありません。
現在では下記メーカーの端末が下取り対象となっています。細かい対象モデルは注文画面から確認してください。
- Apple
- ソニー
- Samsung
- 富士通
- Huawei
- LG
- シャープ
XiaomiやOPPOなどの中華スマホなどは対象外なので注意が必要です。
下取り額は購入時に値引きされるわけではない
Googleストアの下取りは、Pixelスマホの購入で利用できますが、購入時に下取り額分の値引きがされるわけではありません。
PCS Wirelessでの査定後、下取り額が購入時のクレジットカードなどに払い戻されるようになっています。
購入時には、本来の販売価格を支払う必要があるのでクレジットカードの限度額などを確認しておきましょう。
下取りしてもらえない(=値段が付かない)こともある
この点は他の下取りサービスの場合と同じかと思いますが、下取りに出したスマホの状態によっては値段が付かないこともあります。
Googleストアの下取りだと、申し込みの段階で機種や状態によってつけられた見積額が提示されます。(電源が入るか、画面割れの有無の質問に基づく)
査定額がこの見積額の75%を下回ると下取りに出したスマホが返却されてしまうので、この点は理解しておきましょう。
Googleストアの下取り実際の手順
それでは今回下取りを利用した際の流れで、どのように下取りが行われるか説明していきます。
1.Googleストア注文時の下取り申し込み
まずは普通にGoogleストアで購入するPixelの購入ボタンを押して、欲しい色のモデルを選択します。
本体の色とストレージ容量を選択後、下取りを利用するかを選択します。利用する場合は「下取りに出す」を選択して次へ進みます。
すると下取りに出すスマートフォンの機種を選択するプルダウンが表示されます。ここで自分のスマホが下取り対象に入っているか確認できます。
次にストレージ容量とスマートフォンの状態を入力します。機種によってはここで見積額が変わることもありそうですね。
スマートフォンの状態は「電源が入り、ひび割れがなく、画面が正常に動作」していれば、ここでは「良好」となります。
下取りに出すスマートフォンの情報をここまで入力すると最終的な見積額が出ます。ただし、この額は選択した機種・状態のスマートフォンを下取りした場合の最高額と捉えた方がいいです。
ここで出た額より下取り額が低い場合もあり得るので注意しましょう。
その後は、自分の年齢と職業、フルネームを入力します。下取りなどの買い取りサービスを利用する際に法律で必須の内容なので心配せずに入力しましょう。この下に確認事項がいくつかあるので同意して次に進みます。
「注文に追加」を押すと、注文内容に下取りが追加された状態でカートに入ります。
これで下取りの申し込み作業は終了です。あとはカートから通常の購入手続きを行ってください。
2.注文後~下取りキット到着
ここまでの手順を終えたら、次は下取りキットの到着を待ちます。
Googleストアから注文確認のメールが届くのと一緒に、下取り開始の案内メールも届きます。
注文した新しいPixelが手元に到着してから、下取りキットが発送されます。到着までの間に新しいPixelへの移行を済ませておくとスムーズです。(詳しい移行方法は割愛)
下取りキットは日本郵便の本人限定受取郵便(特例型)で発送されます。受け取りには氏名や現住所が確認できる免許証やマイナンバーカードの提示が必要です。
3.下取りキットへの梱包~発送
下取りキットはこんな感じで届きます。
中身は返送用の宛名シールと、下取りの簡単なマニュアル、返送時に使う封印シールのみです。つまり、この届いた箱自体に下取りに出すスマートフォンを入れて送り返すシステムになっています。
専用のケースなどが届くのかと思っていたので、これには少し驚きましたね。
ちなみに、この箱が結構硬くて、開けにくいです(笑)私も一部破いてしまいました。この部分は改善されてほしいですね。(しっかり梱包されることは良いことですが)
下取りに出すスマートフォンは、右の写真に写したポケットになった部分へ入れます。
Pixel 6 Proを入れてみるとこんな感じ。6.7インチ級のスマホだと割と窮屈ですね。逆に言えば、しっかり固定されていることになるので、安心ではあります。
後は返送用の宛名シールを届いたときの宛名に被せて貼り(元の宛名を剝がしてもいいかも?)発送します。書留郵便扱いなので、そのままポストに投函するか郵便局の窓口で出せば発送完了です。
4.査定結果が出るまで待つ
後はもう待つだけです。ただ、時期にもよるかもしれませんが発送してから査定が始まるまで結構時間がかかります。
筆者の場合、発送したスマートフォンがPCS Wirelessに到着してから査定作業に入るまで3週間弱かかりました。Pixel 7シリーズの発売時に話題になった下取り額増額キャンペーンではかなり混雑したようで、筆者も結構待たされました。
Google StoreのQ&Aでも、このように3~4週間ほどかかると案内されているので気長に待ちましょう(笑)
5.査定結果が届く
では肝心の査定結果についてです。査定が終わり次第、査定結果がメールで通知されます。
今回は査定額の満額で下取りしてもらいました。キャンペーンで増額されていた61,500円です。かなりお得ですよね。他の買取店やフリマアプリと比べても高めの価格でした。
メールにも書かれてる通り、この査定額は後日、新しいPixelを買ったときの支払い方法に払い戻されます。分割購入した場合は、支払額から減額されるみたいですね。
利用した感想:メリット・デメリット、どんな人におすすめ?
今回、この下取りを利用して私が感じたことをいくつかまとめておきます。まずはメリット・デメリットから。
- 店頭などに行く手間がない
- 手数料もかからない
- Google公式という安心感
- 下取り完了、払い戻しまで時間が割とかかる
- 下取り価格は高いわけではない(フリマアプリで売った方が高く売れる場合が多い)
- 下取りキットの箱が硬い(外箱と専用の箱で分けてもらえると嬉しい)
ざっくりまとめるとこんな感じです。こうやって挙げましたが、正直言うと「めちゃくちゃ良い!」点も「めちゃくちゃ悪い!」点もそこまでありません。
可もなく不可もなく、という感じですね。高額買取をしてほしければフリマアプリを利用すればいいかと思います。
というのは普段の場合。Pixel 7シリーズ発売時のような下取り額増額キャンペーンが行われればかなりお得感のあるサービスとなっています。Pixelスマホが欲しい方はキャンペーンが実施されているときに利用することをおすすめします。
基本的にどんな方におすすめかと言うと
- 下取り時のトラブルを避けたいという人
- 買取価格の高さを望まず、捨てるくらいなら多少お金になればいいやという人
- 忙しくて店頭に行ったり、梱包に時間をかけたりしたくない人
- 下取りに時間がかかっても問題ない人
って感じですね。利用を検討している方は参考にしてみてください。
まとめ
今回はGoogle Storeの下取りを紹介しました。
買取サービスとしてとても優れている!というわけではありませんが、利用しやすいのでPixelスマホを新しく買う際には利用を検討することをおすすめします。
最近のスマホは高額なので、少しでも購入時の精神的なハードルが下がると嬉しいですね。
始まったばかりのサービスなので、今回良くないと感じた点が今後改善されていくことにも期待です!
詳しい説明はこちらのGoogle Storeの案内ページを参考にしてみてください。