Quntis L206 Pro モニターライトレビュー｜8,000円台でリモコン対応のコスパ抜群モニターライト

こんにちは、ガジェットブロガー・WebライターのShinoです。

デスク周りを整えていると、ディスプレイの次に欲しくなるのがモニターライトですよね。

とはいえ、モニターライトと言えばかなり高いものも多く、コスパ重視だとなかなか躊躇してしまうもの。

今回はそんな方におすすめなコスパ抜群のモニターライト「Quntis L206 Pro」を紹介します。

1万円以下という価格ながら、輝度や色温度の調節、ワイヤレスリモコンでの操作に対応したモニターライトです。

今回はQuntis L206 Proをメーカー様よりご提供いただきましたので、実際に使ってみた感想や、メリット・デメリットをレビューしていきます。

本記事はメーカー様より製品提供を受けて執筆しております。
記事内容に関するメーカー様の介入は無く、筆者自身も正直な感想をレビューしています。

Quntis L206 Proの概要

そもそも、Quntisというメーカーについて、よく知らないという方も多いと思います。正直、私もお話をいただくまでは知らないメーカーでした。

今回のお話をいただいて、Quntisについてできる範囲で調べたところ、どうも深センのメーカーが展開する照明ブランドのようです。

海外サイトなども見たところ幅広い国で展開されているようで、品質やサポート面も安心できると感じ、ご提供いただくことにしました。

そんなQuntisからは多くのモニターライトが発売されているんですが、今回レビューするL206 Proはその中でも最上位モデルにあたります。

最上位モデルと言っても価格は安く、Amazonでの販売価格は執筆時点で8,380円。クーポンも用意されているので実際は7,000円台で購入可能です。

L206 Proは、輝度と色温度の調整ができるモニターライト。輝度は最大1,200ルクス、色温度は3,000～6,500Ｋの間で調整可能です。

L206 Proの特徴の1つがワイヤレスリモコンに対応していること。

このリモコンを使って輝度や色温度の調整を行います。7,000円台で買えるモニターライトでリモコン対応は嬉しいですね。

また、「リモコンがいらない」という方には、Quntisから登場しているもう少し安いモデルがおすすめです。

こちらもコスパはかなり良いと思うので、ぜひチェックしてみてください。

Quntis L206 Proを開封！外観と付属品をチェック

それでは、Quntis L206 Proを開封していきましょう。

箱は結構大きめ。また、写真を見て分かる通り、パッケージの箱に直接伝票などが貼られた裸の状態で配送されました。

本体が破損しそうな感じはありませんが、パッケージのまま配送というのは少々微妙。

内容物は以下の通り。

• L206 Pro本体
• ワイヤレスリモコン
• リモコン用電池
• USB-C to USB-Aケーブル（本体の電源用）
• 取扱説明書
• 設置用調整パーツ

リモコン用の電池や電源用ケーブルが付属するので、追加購入しなければならないものはありません。

調整パーツは設置するディスプレイの形状や厚さによって必要になります。このパーツを使えば、分厚いモニターや曲面モニターでも設置できるようです。

説明書は日本語にもしっかり対応しています。日本語が怪しい部分は特にありませんでした。

L206 Proを設置してみるとこんな感じ。今回はDellの27インチ4Kモニター（S2722QC）に取り付けました。

付属の調整パーツ無しの状態で問題なく設置できました。

正面から見た様子。サイズ的には27インチくらいがちょうどいいかもしれませんね。

実際の色温度の幅はこれくらい。調整できる幅は十分広いと思います。

Quntis L206 Proのメリット

それでは、Quntis L206 Proを実際に使って感じたメリットを紹介していきます。

十分な明るさ

比較的安価なモニターライトということで、明るさが心配な方もいらっしゃると思います。

筆者もその点が心配でしたが、実際にL206 Proを点けてみると普通に明るいです。

少なくとも8,000円台で買えるモニターライトとしては十分な明るさだと思います。

上の写真は色温度は6,500K、明るさ最大で点灯した状態のデスク。

十分照らせており、目の負担軽減というモニターライトの重要な役割は果たせていると感じました。

ワイヤレスリモコンで操作できる

やはり手元で照明の操作ができるのは便利だと感じました。

L206 Pro本体には操作ボタンが無く、オンオフ、輝度調整、色温度調整といったすべての操作を円形のリモコンで行います。

このリモコンには操作できる場所が2つあり、1つは天面、もう1つは側面です。

天面はレコードのように回るようになっており、これを回転させると色温度を調整することができます。

天面の中央を1回押すとライトのオンオフ、2回押すと輝度や色温度の自動調整モードが起動します。

側面はダイヤルのように回転させられるようになっていて、これを回転させて輝度を調整します。

覚えてしまえば直感的に操作できるので、非常に使いやすいと感じました。

また、リモコン自体もシンプルなデザインで、デスクに置いていても馴染みやすいデザインに仕上がっています。

調節の段階が細かい

ライトの調節段階は5～6段階くらいのことも多く、「こことここの間くらいが良いんだけど…」となることもありますよね。

しかし、L206 Proの輝度や色温度の調節段階はほぼ無段階と言えるレベルで細かいです。

リモコンを回しているうちに自然に色や明るさが変わっているという感じなので、簡単に自分好みの照明に調整できると思います。

その分、リモコンをたくさん回さなければならない、という手間はあるものの、細かく調整できることはL206 Proの特長だと感じました。

Quntis L206 Proのデメリット

ここからはQuntis L206 Proを実際に使って感じたデメリットも紹介します。

手元が若干暗め

メリットで述べた通り、L206 Proは十分な明るさがありますが、明るさのムラはそこそこあると感じました。

例えばこの写真。6,500K、明るさ最大で照らしています。

ライトの光が直接当たるマットの上側はかなり明るいですが、キーボード辺りは結構暗いですよね。

製品ページにも手元はディスプレイの真下の半分程度の明るさになることは明記されているので、その通りの結果という感じではあります。

筆者が普段使っているEXARM ZETAは、広い範囲を照らすことに優れていて、比較的ムラが少ないです。

ディスプレイ周りの明るさがあれば十分なら問題ないですが、デスク全体をできるだけムラなく照らしたい方にはL206 Proは物足りない可能性があると感じました。

本体が重め

L206 Proの重量は製品ページによれば1.15kg。

正直、この重量は重いと感じました。

というのも、L206 Proを設置した状態だとモニターアームが普段使っていた高さまで上がらなくなったんですよね。

重すぎて下がってしまった感じ。もちろんアームの方を調整すれば何とかなると思いますが…

BenQのScreenBar Haloが1.6kgとのことで、リモコンに対応したモニターライトとしては特に重くはないんでしょうが、軽さ重視の方は注意が必要です。

ディスプレイのベゼルが狭いと干渉する

個人的に最大のデメリットになり得ると感じたポイントです。

干渉する可能性があるのはモニターに引っかけるこの部分。

モニターに引っかけた際のここの厚さが1cm弱あり、これよりベゼルが細いモニターの場合はL206 Proがディスプレイにはみ出る形になります。

実際、今回使用したモニター（Dell S2722QC）では少しだけ干渉しました。

最近はかなり狭ベゼルなモニターが多いので、L206 Proを検討する際は使用予定のモニターのベゼルの細さをチェックすることをおすすめします。

Quntis L206 Pro レビューまとめ

今回はQuntisのモニターライトL206 Proをレビューしました。

定価8,000円台ながら調光機能やワイヤレスリモコンに対応しており、非常にコストパフォーマンスに優れたモニターライトだと感じました。

特にリモコンの使い勝手が良いですね。ライトとリモコンがシンプルかつ安っぽくないデザインにまとまっている点も気に入りました。

モニターライトは高価な製品も多いので、コスパ重視でモニターライトを選びたい方はぜひQuntis L206 Proをチェックしてみてください。