こんにちは。ガジェットブロガー・スマホ系ライターのShinoです。
私が気に入って使っているPixelシリーズのスマホですが、「なぜ対応しないの?」と感じる機能が多く存在します。
その中でも代表的なものが「USB-C端子経由の映像出力(DP Alt)」です。
(ベータ版ですが)そんなPixelが映像出力についに対応したので、今回は接続方法と現状の使い勝手について紹介します。
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Android 14 QPR3 Beta 2でついに映像出力対応!
Pixel 8シリーズで映像出力を使うには、Androidのベータプログラムに登録する必要があります。
この時点でお察しだと思いますが、ベータ版なので一般ユーザー向けの内容ではありません。そのため、不具合などが生じたとしても自己責任ということでよろしくお願いいたします。
Android 14のベータプログラムを利用するには、登録ページから端末を登録して、通常通り端末のシステムアップデートを行ってください。結構簡単に利用可能になります。
Android 14のベータ版によって映像出力に対応する、ということは、今秋登場のAndroid 15からは正式にPixelスマホが映像出力可能になるのではないかと期待できます。もしそうなら、Pixel 9シリーズの目玉機能としてアピールされそうです。
実際にPixel 8 Proで映像出力してみた
今回は、手元にあるPixel 8 Proをベータプログラムに登録し、実際に映像出力を試してみました。
出力先は普段作業用モニターとして使っているDELLの27型4Kモニター(S2722QC)、ケーブルはCIOのものを使っています。
Pixel 8 Proで映像出力する手順
手順、と言っても非常にシンプルで、モニターと端末をUSB-Cケーブルでつなぐだけです。
接続すると、Pixel 8 Proの方に「外部ディスプレイにミラーリングしますか?」というポップアップが出るので、「ディスプレイをミラーリングする」を選択します。
Pixel 8 Proの画面がそのままモニターに表示されました。
この場合の挙動はChromecastなどを使ってミラーリングしたときと同じですね。端末側も画面が点灯したままで、画面の向きが回転すれば同様にモニターの表示も横向きになります。
デスクトップモードも(一応)用意されてる
映像出力対応スマホの中には、PCのようなUIになるいわゆるデスクトップモードが用意されているものが多いですよね。代表的なもので言えばGalaxyのDeXモード。
Pixelにも一応ですが、デスクトップモードが用意されています。
デスクトップモードを使うには、「開発者向けオプション」の中の「デスクトップ モードに強制的に切り替え」設定をオンにします。
その上の「フリーフォームウィンドウを有効にする」をオンにしておけば、PCのようにアプリがウィンドウごとに開き、サイズ調整などができるようになります。
開発者向けオプションの有効化方法などについては今回は割愛します。
これをオンにしてモニターに繋ぐと、このような画面表示になります。アプリドロワーは若干Chrome Bookっぽさがありますね。
アプリ表示は、基本はスマホの縦長表示ですが、全画面表示や横長表示にすると、Pixel Foldのメイン画面のように横長ディスプレイで無理やり開いた形になります。
GalaxyのDeXモードのように、端末側がタッチパッドのようにはならず、通常の表示のまま。
タッチパッドにならないので、タッチ対応のモニターでない場合、別途マウスを接続しなければ操作はできません。
また、文字入力も別途キーボードを接続した方がやりやすいと思います。
「戻るボタンが反応しない」などまだまだ試験運用レベルのクオリティなので、今秋の正式対応までに実用的なものになっていって欲しいですね。
使えるのはPixel 8シリーズ以降のモデル?
今回、他のPixelスマホでも使えるか検証のために、とりあえず手元にあったPixel FoldもAndroid 14のベータプログラムに登録しました。
開発者向けオプションに「デスクトップ モードに強制的に切り替え」の項目があったので、「画面出力できるのでは?」と思いましたが、できませんでした。
画面出力はどうもPixel 8シリーズ以降のモデル向けに開放される機能のようなので、注意しましょう。
Pixelユーザー待望の新機能、これで活用の幅がさらに広がる⁉
ということで今回はAndroid 14のベータ版で登場した、Pixelで使える映像出力について紹介しました。
DP Altは他のAndroidスマホやiPhone 15シリーズでは使えるのに、Pixelで使えなかった機能なので、これが使えるようになるのは嬉しいですね。
とはいえ一般的な使い方ではないので、嬉しいのはオタクくらいな気もしますが、それでも活用の幅が広がるのは嬉しいですね。
個人的にはこの機能に合わせてそろそろXreal AirなどのARグラスを買おうかな、と検討を加速し始めました。
まだまだベータ版、試験運用版な感じなので、今後の機能追加などに期待したいところです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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