Google Pixel 8 Pro 実機レビュー|実際に使って分かった性能、使い勝手、メリット・デメリットを解説

当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。

Pixel 8 Proは2023年10月にGoogleから発売されたフラッグシップモデルのハイエンドスマホです。

AI性能がより高められたGoogle Tensor G3、高輝度のSuper Actureディスプレイ、すべて高画素のトリプルレンズカメラなどが搭載されています。

今回はそんなPixel 8 Proの実機を購入して1ヶ月ほど使用したので、詳細なレビューをお届けします。

「Google 史上最高傑作。」と銘打たれたPixel 8 Proの性能や実際に使って分かった使い勝手、メリット・デメリットなどが気になる方はぜひ最後まで読んでみてください。

Shino

スマホ系ライター・ガジェットブロガーのShinoです。スマホの中ではPixelが好きです!
X(旧Twitter)Instagramもあります!

Google Pixel 8 Pro
総合評価
( 4 )
メリット
  • 上品で高級感のあるデザイン
  • 普段使いなら十分使える処理性能
  • 屋外でも快適に見れる明るいディスプレイ
  • どんな画角でも綺麗に撮れるカメラ
デメリット
  • 取り回し重視の方にはそもそも合わない
  • 価格を考えると処理性能は低すぎる
  • バッテリー持ちはそれほど良くない
  • カメラUIが使いにくくなった
目次

Pixel 8 Proの概要

まずはPixel 8 Proの概要をチェックしましょう。

スペック

Pixel 8 Proは2023年10月12日に発売されたGoogleの最新フラッグシップモデルです。

SoCにGoogle Tensor G3、120Hz駆動の6.7インチ有機ELディスプレイ、広角+超広角+5倍望遠のトリプルレンズカメラなどを搭載しています。

主なスペックは以下をご覧ください。

Pixel 8 Proのスペック
スクロールできます
メモリ構成(GB) 12/128
12/256
12/512 
カラー Obsidian
Porcelain
Bay 
SoC Google Tensor G3 
本体サイズ 162.6×76.5×8.8mm 
重量 213g 
ディスプレイサイズ 6.7インチ 
ディスプレイ仕様 最大120Hz駆動有機ELディスプレイ 
バッテリー容量 5,050mAh 
充電 有線充電:最大30W 
ワイヤレス充電:最大23W(Pixel Stand使用時) 
生体認証 画面内指紋認証 
顔認証 
防水防塵 IP68 
おサイフケータイ 国内版対応 
背面カメラ 広角:50MP(F1.68)1/1.31インチ 
超広角:48MP(F1.95) 
5倍望遠:48MP(F2.8) 
デジタルズーム最大30倍 

価格

Pixel 8 Proは国内ではGoogleストアドコモauソフトバンクにて購入可能です。

それぞれの価格は以下の通り。

スクロールできます
 128GBモデル 256GBモデル 512GBモデル 
Googleストア 159,900円 169,900円 189,900円 
ドコモ 取り扱いなし 198,000円 
いつでもカエドキプログラム:実質108,240円 
219,680円 
いつでもカエドキプログラム:実質119,680円 
au 169,900円 
スマホトクするプログラム:実質87,400円 
179,900円 
スマホトクするプログラム:実質92,000円 
199,900円 
スマホトクするプログラム:実質101,200円 
ソフトバンク172,080円 
新トクするサポート:実質94,320円 
183,600円 
新トクするサポート:実質100,800円 
206,640円 
新トクするサポート:実質113,760円 

最安価格はGoogleストアの128GBモデルで159,900円。キャリアはGoogleストアの定価+1万円くらいが相場ですね。

基本的には残価設定プログラムを使わない限りはキャリアの利用はおすすめしません。

また、白ロム専門店のイオシスでは未使用品が出回っており、新品の定価一括購入よりは安いので気になる方はチェックしてみましょう。

Pixel 8 Proを開封!付属品をチェック

Pixel 8 Proはいつも通りの本体の背面デザインがプリントされた箱に入っています。

今回は白系のPorcelainというカラーにしました。

箱を開けるとPixel 8 Proがこんにちは。Pixelのデザインはやっぱり可愛いですね。

本体の下側には各種案内が書かれた紙とSIMピン、USB Type-Cケーブル、USB Type-C変換アダプターが入っています。

いつも通りの付属品という感じで、最近のスマホらしくシンプルな内容です。

この後、初期設定をしましたが、初期状態でシステムの容量がかなり少なくなっていました。

最近はゲームアプリなども容量が大きくなってきたので、システム自体のデータ容量が少ないのは嬉しいですね。

Pixel 8 Proのデザイン

Pixel 8 Proの全体的なデザインはいつも通りのPixelという感じで、特徴的なカメラバーを中心とした仕上がりです。

ただし、「背面仕上げ」と「角の曲率」は大きく変わっています。

まず、Pixel 7 Proで光沢仕上げだった背面は今作でマット仕上げに。マット仕上げのガラス背面はPixelシリーズだとPixel 4/4 XL以来ですね。

これは個人的にはかなり嬉しいポイントで、指紋の付きにくさもありますがサラッとした触り心地が非常に好みです。

また、角の曲率はこれまでよりも丸っこくなりました。あまりこの変化に対する評価を見かけないのですが、個人的には少し可愛らしく、手に馴染みやすいイメージになったかと思います。

今回は白系のPorcelainを購入しましたが、これが上品な雰囲気を醸し出しています。モダンで都会的な雰囲気だった前作よりしっとりした高級感が出ているのではないでしょうか。

ちなみに、Porcelainというカラーは7月発売のPixel Foldにもありましたが、実機で比べてみるとPixel 8 ProのPorcelainの方が若干暗めな印象です。(よりくすみカラーになっているとも言えるかも)

Pixel 8 Proのサイズ感

次にサイズ感ですが、6.7インチ級のスマホなので大きいです。少なくとも取り回しの良さで選ぶモデルではありません。

キーボードサイズなどを工夫すれば片手で文字入力はできますが、片手ですべての操作を完了することはできないと思います。

最近のハイエンドスマホ(特にフラッグシップモデル)は側面がフラットに近い形状になっていることが多いですが、Pixel 8 Proの側面はラウンド形状です。

これによって、Galaxy S23 UltraやiPhone 15 Pro Maxといった競合モデルよりは持ちやすく感じられます。

また、重量は213gで200gを超えてはいるものの、重心バランスが良いのか持ったときの負担感は思ったよりはありません。とはいえ軽さ重視ならおすすめはしません。

Pixel 8 Proの処理性能・動作

続いてPixel 8 Proの処理性能や動作に注目していきます。

Pixel 8 ProのSoCはGoogle独自開発のGoogle Tensor G3、RAMは12GBとなっています。

ベンチマークテストの結果

まずはPixel 8 Proの処理性能をベンチマークスコアで見ていきましょう。参考までにTensor G2と12GBのRAMを搭載したPixel Foldと、Snapdragon 8 Gen 2を搭載したZenfone 10のスコアを並べておきます。

Pixel 8 ProPixel FoldZenfone 10
Antutu(V10)1,061,69990万点前後1,524,536
Geekbench6シングルコア:1,689
マルチコア:3,928
シングルコア:1,423
マルチコア:3,127
シングルコア:1,983
マルチコア:5,399
3DMark(Wild Life Extreme)2,3891,800?3,600

Pixel 8 Proは一応Antutu V10で100万点前後までスコアが伸びました。色々調べてみると90万点台から110万点台まで結構幅があるようですね。

実際にベンチマークテストを回してみても結果のバラつきがあり、不安定というか、調整不足というか、なんとも言えない感じです。

Snapdragon 8 Gen 2を搭載したZenfone 10だと150万点くらい出るので、Antutuスコアだけを比べれば1.5倍の差があります。

Tensor G3はスコア的にはSnapdragon 8 Gen 1を少し超えるくらいの性能ですね。

Geekbench6や3DMarkを見ても、「Tensor G2よりは良くなっているけどやっぱりSnapdragonの同世代モデルには敵わない」という結果に。

15万円以上する端末でこのスコアは正直言って微妙としか言いようがありません。(Pixel Foldはそれ以上ですが、、)

実際の使用感

ベンチマークスコアだと最新の他社ハイエンドと比べて大きく劣る結果でしたが、Pixel 8 Proも普段使いなら十分すぎる性能です。

SNSや動画、Webの閲覧など、普段使いではストレスを感じることはありません。多くの人は十分満足できるはずです。

原神などの重めのゲームも、普通に遊ぶことはできます。ただ、長時間プレイになると発熱などの影響でフレームレートが低下してきます。

正直、15万円を超える価格を考えればこの性能は微妙としか言えず、コスパは最悪だと思います。先に挙げたZenfone 10なんか最安モデルは10万円以下なので…

やはり、「ゲームをがっつりやりたい」など処理性能重視の方はSnapdragonのハイエンドチップを積んだ他社ハイエンドやiPhoneを選ぶことをおすすめします。

TensorはAI性能重視だと言うけれど…

さて、ここで少しPixel好きとしての個人的な考えを挟みたいと思います。(少し長いので使用感のレビューが読みたい方はスキップしてください。)

Googleは2020年のPixel 6シリーズから独自開発(といっても中身はほぼサムスン)のTensorというチップを採用してきました。このTensorは…

初代から従来の処理性能よりもAI性能を重視していました。特に言語、音声、画像に関する機械学習ですね。

そんな中、2023年は生成AIがある種の流行りとなり、スマホやSoCのメーカーもAI性能をアピールすることが増えてきました。ついに時代がGoogleに追いついたと言えます。

一方で、他社もAI性能を重視するようになったことで、Google Tensorの優位性は下がってきたと言えるのではないでしょうか。

例えば、Pixelスマホの機能として有名な消しゴムマジック。他社のスマホにも同様の機能は搭載されており、実際の仕上がりを見るとPixelの消しゴムマジックよりも優秀なものも多いです。

また、初代Tensorの登場時、「オンデバイスで処理が行える」ことがかなりアピールされていた印象があります。オフラインでもAI機能が使えるということです。

機内モードだとAI壁紙は生成できない

しかし、Pixel 8シリーズで新登場したAI機能はオンデバイスでできないものも多いです。例えば、画像編集の「編集マジック」や「AI壁紙」。実際に機内モードにして確認したところ、ネット接続を求められました。

先日発表されたSnapdragon 8 Gen 3はAI性能がかなりアピールされていましたし、今後ますますTensorチップの優位性は無くなっていくと思われます。

正直、今のままサムスン系のTensorを使い続けても、「処理性能は低い」「発熱するしバッテリー持ちは悪い」「通信周りの不具合が多い」そして「AI性能もそこまで優れているわけじゃない」となってしまいます。

自社開発だからコストカットできているのかもしれませんが、今作のような価格になると他社と比べたときにコスパで見ても敢えてPixelを選ぶ理由はありません。

Pixelが好きだからこそ、Tensorチップは早くGoogleの完全独自開発になってほしいと思います。

Pixel 8 Proのディスプレイ

Pixel 8 Proのディスプレイは6.7インチで120Hz駆動の有機ELパネルを採用しています。

端までフラット形状のディスプレイになったことがエッジ形状だった前作との大きな違いです。

やはりフラット形状の方がガラスフィルムとの相性や視認性などの面でエッジより良いですね。何よりフラットの方が個人的にかっこいいと思います。

ベゼルはほぼ均等、パンチホールも小さめ

ディスプレイ表示の滑らかさや発色は全く問題ありません。ベゼルも比較的細めで、下部含めほぼ均等の太さなので美しいです。

また、Super Actureディスプレイと名付けられたPixel 8 Proのディスプレイは輝度がかなり高く、最大輝度1,600ニト、ピーク輝度は2,400ニトです。

Pixel 8 Pro

屋外でも十分な視認性で、これは最近のハイエンドスマホの中でも明るい部類だと思います。屋外での写真撮影といったシーンで便利ですね。

全体的にディスプレイは非常に高性能で、ここはハイエンドスマホとして申し分ない仕上がりだと感じました。

Pixel 8 Proのバッテリー持ち

Pixel 8 Proは5,050mAhの大容量バッテリーを搭載しています。

しかし、実際に使ってみたところ、バッテリー持ちはそこまで良くはないと感じました。

朝の時点で残量100%で、仕事の合間にSNSやネットサーフィンをちょこちょこやっていたら夕方にはバッテリー残量が50%ほどになっていることもあるレベルです。

それほど使わない人なら1日は問題なく使えると思いますが、がっつり使う人ならおそらく物足りないと感じるでしょう。

今年のハイエンドAndroidが軒並みSnapdragon 8 Gen 2を搭載してバッテリー持ちが大きく改善していることもあり、Pixel 8 Proのバッテリー持ちが余計に微妙に感じてしまいます。

Pixel 8 Proのカメラ

Pixel 8 Proのカメラは以下のような構成です。

  • 広角:50MP F1.68 1/1.31インチセンサー
  • 超広角:48MP F1.95
  • 5倍望遠:48MP F2.8 デジタルズーム最大30倍

今回は作例がたくさんあるので、別で作例だけをまとめた記事を作成するか検討中です。ひとまず、数枚を挙げながらレビューしていきます。

通常撮影:広角域

これらはメインの広角カメラを使って撮影したものです。

いずれも12MPモードで撮影していますが基本的には解像感が高く、しっかり撮れているのではないでしょうか。

また、色味も派手になりすぎない程度に鮮やかで、十分綺麗だと感じました。

比較的小さい被写体も細かい質感を上手く表現できています。

センサーが1/1.31インチと比較的大きめなので、ポートレートモードを使わなくても背景がしっかりボケてくれるので雰囲気ある写真が撮れますね。

料理の写真も以前のPixelよりは上手く撮れるようになっているのではないでしょうか。

iPhoneやXperiaのメシ撮りと比べれば微妙かもしれませんが、少なくともメシマズカメラではなくなったように思います。

ズーム性能

続いてズーム性能を見ていきます。順に0.5倍、1倍、2倍、5倍、10倍、最大倍率の30倍です。

どの画角も基本的には十分綺麗に撮れていて、ここはやはりカメラの強いPixelのフラッグシップモデルだけあると感じました。また、どのレンズで撮っても色味の差は少ないです。

特に10倍の画角はデジタルズームの処理が入っているとはいえかなり綺麗で、このままSNSに挙げられるレベルに仕上がっていると感じました。30倍もそこそこ綺麗ですよね。

全体的にはズーム時もくっきり見えるように補正されているのかシャープな仕上がり。解像感の高さはどのカメラも48MPや50MPといった高画素のセンサーを搭載したおかげですね。

暗所性能

Pixelのカメラといえば暗所性能ですよね。今回もかなり暗めのシーンで色々撮影しました。

そこそこ暗いシーンでもノイズの少ない写真を撮ることができました。

風景の奥の方はぼんやりすることもありますが、手前の方はかなりくっきり捉えられています。

HDR性能も相変わらず優秀。看板なども白飛びせずに撮れています。

フレアやゴーストは無いわけではありませんが、そこまで酷くもないんじゃないかと思います。

最後に月や星ですね。月は超解像ズーム30倍、星空は通常の1倍で撮影しました。

Pixelが星空に強いことは今に始まったことではありませんが、これらが手持ちで撮れてしまうのはやっぱり魅力的ですよね。

動画性能

続いて動画性能を見ていきましょう。

いずれもジンバルなどは使わず、完全に手持ちで撮影しました

こちらも静止画同様黒潰れや白飛びが抑えられた綺麗な写りに仕上がっています。

手ブレ補正も優秀で、動画撮影を目的としても十分実用的なカメラだと言えるのではないでしょうか。

その他機能

その他の機能などを使った作例です。まずはポートレートモードから。

ポートレートモードを使って木を撮影しました。通常撮影よりも大きなボケが楽しむことができます。

2枚目の紅葉のように、上手くいけば前ボケも撮れます。

続いてマクロ撮影の作例です。

花の一部に近づいて撮影しました。花びらの繊維まで綺麗に捉えた撮影ができています。

ここまで解像感の高いマクロ撮影ができている超広角カメラも48MPの高画素センサーになったおかげでしょうか。

このようなマクロ撮影から30倍ズームまで綺麗に撮れるので、Pixel 8 Proはカメラが大きな魅力の一台なのは間違いないと思います。(処理性能なんかが微妙なので)

最後にPixel 8シリーズの注目機能の1つ、音声消しゴムマジックです。

今回は駅のアナウンスやメロディー、ノイズに溢れた駅のホームで試してみました。

結果としてはアナウンス、メロディー、ノイズの3つをしっかり分離することができ、かなり高い精度で消すことができました。

一般ユーザーの使い方でどれくらい役立つかは不明ですが、すごい機能であることには間違いないですね。これがスマホでできてしまうのはシンプルにすごい。

カメラUIは使いにくくなった

カメラ自体の性能のとは少しズレますが、カメラUIが少し分かりにくくなりました。

これまでのPixelには他社のようにISO感度やシャッタースピードを変えられるプロ設定がありませんでした。しかし、Pixel 8 Pro にはプロ設定が追加されました。(Pixel 8にはありません。)

これによって、こだわった撮影ができるようにはなったんですが、カメラのUIは少し複雑に。

これまではプレビュー画面をタップすると、そこにフォーカスが合って露出などの変更ができていましたが、これがプロ設定としてすべてシャッターボタンの下に移動。

また、このプロ設定もわざわざボタンを押さないとでてきません。設定にたどり着くまでのステップが1つ増えています。

プロ設定自体も、従来のシンプルなUIに無理やりねじ込んだ感じがして微妙に使いにくいです。

これでは、プロ設定でこだわって撮影したいユーザーシンプルな使い勝手が好みのユーザーの両方が使いにくいと感じてしまうので、今後何かしらアップデートされてもいいのではないかと思います。

Pixel 8 Proを実際に使って感じたメリット

  • 上品で高級感のあるデザイン
  • 普段使いなら十分使える処理性能
  • 屋外でも快適に見れる明るいディスプレイ
  • どんな画角でも綺麗に撮れるカメラ

筆者がPixel 8 Pro使ってみて感じたメリットは主にこの4つ。

基本的には非常に使いやすい一台で、処理性能も重めのゲームのフレームレートなどにこだわらなければ全く問題ありません。

また、画面が明るいことは地味に便利なポイントで、以前のPixelは画面が暗いことが大きな欠点だったのでこの改善はかなり嬉しい。

カメラは相変わらず綺麗ですが、どのカメラの高画素センサーになったことが大きな進歩です。マクロから30倍ズームまで綺麗に撮れるので、どんな用途でもおすすめできます。

カメラ重視なら後悔はしない仕上がりだと思うので、ここはPixel 8 Proの大きなメリットです。

Pixel 8 Proを実際に使って感じたデメリット

  • 取り回し重視の方にはそもそも合わない
  • 価格を考えると処理性能は低すぎる
  • バッテリー持ちはそれほど良くない
  • カメラUIが使いにくくなった
  • 温度計はいらない

サイズについては、購入前に合う合わないが分かると思うので、気になる方はキャリアショップなどで触ってみることをおすすめします。

Pixel 8 Proの最大のデメリットはやはり処理性能。定価15万円以上の端末としては物足りません。これまでは他社より安く買えるから良かったものの、この価格になるとさすがに厳しい部分があります。

また、カメラUIの変更も地味に使いにくさに繋がっています。シンプルな使い勝手がPixelのカメラの良さだったので、なおのこと残念です。

プロ設定と通常の設定を統合するのではなく、別のところでプロ設定のUIを開けるようにすればもう少し使いやすいと感じました。

使わなすぎて本文中に書いていませんでしたが、新搭載の温度計センサーは本当に使う機会がありません。シンプルにいらないと思います。

Pixel 8 Proのレビューまとめ

今回はPixel 8 Proの実機レビューをお届けしました。

結論としては、正直言って159,900円の定価に見合った価値があるとは言い切れないと感じました。

どうしても、処理性能の低さが気になってしまいます。ゲームをしないにしても、15万円出すならもう少し性能が欲しい。

一方でそれ以外の部分には非常に満足しています。本体デザインもいいですし、カメラもかなり綺麗。どんなシーンでもそこそこ綺麗に撮れるカメラは大きな魅力です。

Pixel 8 Proは価格が上がったことで、これまで以上にユーザーを選ぶモデルに仕上がっていると思うので、今回のレビューを参考に検討してみてはいかがでしょうか。

Shino

最後まで読んでいただきありがとうございました!
GakuGadgeでは他にもスマホやガジェットに関する記事を公開しているので、良かったらもう1記事読んでみてください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

拡散していただけると喜びます!

コメント

コメントする

目次