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Google Pixel 6a レビュー:5万円台で高性能なコスパ最強スマートフォン

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2022年に発売されたスマートフォンの中で「コスパ最強」と言えば、やはりPixel 6aですよね。

ハイエンド機並みの処理性能を誇りながら5万円台で買えちゃうGoogleの本気が詰まった一台。

今回はそんなPixel 6aの実機をお借りしたので実機レビューをしていきます。個人的には広くおすすめできる一台だと思います!

Pixel 6a
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 同価格帯最強のスペック
  • 比較的軽量、小さめで扱いやすい
  • 廉価モデル感のないデザイン
  • カメラも結構優秀
デメリット
  • ワイヤレス充電非対応
  • リフレッシュレートは60Hz
目次

Pixel 6aの概要

特徴とスペック

Pixel 6aは2022年7月末に発売されたGoogleのスマートフォンです。

位置づけとしてはPixel 6シリーズの廉価モデルということになりますが、チップセットはGoogle Tensorなので性能はハイエンド機並みです。

そんな高い性能を備えながら価格は53,900円(Googleストア定価)とミドルレンジスマホらしい価格設定なのが一番の魅力です。iPhone SEのライバルど真ん中なスマホですね。

Google Tensorを搭載していることで画像処理能力が高いため、Pixelお得意の写真もかなり綺麗に撮影できます。

他にも、魅力的なスペックを揃えています。以下、スペック表です。

スペック表
チップセットGoogle Tensor
RAM6GB
本体サイズ152.2×71.8×8.9mm
重量178g
ディスプレイ6.1インチ 有機EL リフレッシュレート60Hz
メインカメラ12MP(超広角)+12MP(広角)
バッテリー4,410mAh
生体認証画面内指紋認証
おサイフケータイ国内版対応
防水防塵IP67

価格

Pixel 6aはGoogleストアの他、au・ソフトバンクで販売されています。それぞれの販売価格がこちら。

  • Googleストア…53,900円
  • au…53,270円
  • ソフトバンク…67,680円

やはり定価5万円台というのはスペックを考えると驚異的です。定価が一番安いのはau。

ソフトバンクの定価は高いものの、ショップにて割引が用意されていることが多いですね。

また、白ロムの流通も増えてきており、イオシスでは4万円台で買えるものもあるので安く購入したい方はぜひチェックしてみてください。

Pixel 6aのデザイン

まずはPixel 6aの外観から。全体的なデザインはPixel 6やPixel 6 Proと共通しています。

カメラは印象的なカメラバーとなっており、その上下で背面カラーが微妙に変わるデザインです。

今回レビューしている端末はChalkという色。他に青緑っぽいSageとCharcoal(黒)が用意されています。

側面は黒いマットなアルミフレームとなっており、各色共通です。

また、Pixel 6シリーズの特徴的なカメラバーですが、Pixel 6aではかなり薄くなっています。

最上位モデルのPixel 6 Proと比べるとこんな感じで、下手すると2倍くらい差があるんじゃないかと思います。

もちろん、カメラのスペックが抑えられていることもありますが、カメラバーが薄いことはデザイン上の魅力になるんじゃないでしょうか。

カメラのレンズ部分は楕円形になっていて、これは10月発売のPixel 7シリーズと似ている部分ですね。

全体的にモダンで親しみやすいGoogleらしいデザインにまとまっていて、筆者はかなり好きです。また、親しみやすいながらも安っぽさは感じさせない、絶妙な仕上がりだと思います。

質感は上位モデルのPixel 6やPixel 6 Proとほぼ同じで、5万円台のスマホとしては高級感がある方だと思います。樹脂っぽさもないですし、デザイン面でも同価格帯のライバルを圧倒しています。

サイズ感

Pixel 6aは6.1インチのディスプレイを搭載しており、最近のPixelシリーズにしてはコンパクトなサイズ感です。

片手操作は少し厳しいですが、持ちやすい良い感じのサイズ感に収まっています。

また、重量は178gと200g越えの端末が多い最近のスマホの中では比較的軽めです。実際に持ってみると数字以上に軽く感じました。

かなり取り回ししやすいサイズ感なので、この点でもおすすめしやすい一台です。

Pixel 6シリーズ最上位モデルのPixel 6 Proと並べてみるとこんな感じ。Pixel 6aがいかに小さいか(Pixel 6 Proがいかに大きいか)よく分かると思います。

また、並べてみるとデザインがよく似ていることが分かりますね。色味はPixel 6 Proが少しクリーム色っぽい白、6aがより真っ白に近いです。

少し面白いのが端末の下端からカメラバーの下端までの距離が同じこと。上端はずれているのでPixel 6 Proのカメラバーが大きいことがよく分かります。

Pixel 6aの処理性能・動作

ここまでも述べたように、 Pixel 6aの最大の魅力は価格に見合わない性能の高さにあります。

Pixel 6aはチップセットにGoogle Tensorを搭載。これは上位モデルの Pixel 6や Pixel 6 Proと同じものです。つまり、 Pixel 6aは廉価モデルながら上位モデルと同じ処理性能を誇ります。

同じような製品にAppleのiPhone SEがありますね。どちらもミドルレンジクラスの価格ながら性能はハイエンド並みという他の製品を駆逐するようなスマホです。

実際、 Pixel 6aはハイエンド並みに快適な動作を実現しています。

ベンチマークテストをしてみても、昨年のハイエンド機と同等のスコアが出ます。(Google Tensorは昨年のチップセットなので当然といえば当然)筆者は普段 Pixel 6 Proを使っていますが、スコアはほぼ同じです。

これくらいの性能なら、重めのゲーム含め、基本的になんでも出来ると思います。少なくとも普段使いで不満を感じることは無いでしょう。

また、Google Tensorは機械学習に特化したチップセットなので、画像処理にも強く、写真も綺麗に補正してくれます。

使いやすいサイズの筐体に高性能なチップセットを組み合わせているので、この点でも快適に使いやすい端末に仕上がっているのが分かりますね。

Pixel 6aのディスプレイ

Pixel 6aは6.1インチの有機ELディスプレイを搭載しています。

6.1インチというサイズはPixel 6 Proの6.7インチ、Pixel 6の6.4インチと比べると小さく感じますが、iPhone 14や14 Pro、Galaxy S22と同じサイズなので最近のスマホの王道サイズと言えます。

実際、サイズが足りないとか小さくて見づらいとは感じませんでした。また、有機ELディスプレイなので発色も良く、5万円台のスマホの中では綺麗な部類だと思います。

リフレッシュレートは60Hzとなっており、この点は上位モデルとの差別化が図られています。

そのため、ゲームを本気でやりたい人には不向きかもしれません。とはいえ、普段使いには十分綺麗なディスプレイに仕上がっています。

Pixel 6aのバッテリー

Pixel 6aは4,410mAhの大容量バッテリーを搭載しています。このサイズのスマホとしては結構大きめのバッテリーですね。

実際のバッテリー持ちは普通か少し良い方だと感じました。少なくともバッテリー持ちが悪いとか、1日持たないということにはならないと思います。

Google Tensorが高性能なのでバッテリー持ちが心配されていましたが、リフレッシュレートが60Hzであるためバッテリー持ちを良くしているのではないかと思います。

また、最大18Wの急速充電に対応しています。5万円台のスマホなので仕方ない部分ですが、ワイヤレス充電には非対応なのでここは要注意ですね。

Pixel 6aのカメラ

Pixel 6aは超広角(12MP)と広角(12MP)のデュアルレンズ構成になっています。

実際の作例

Pixel 6a 広角1倍

まずはメインの広角1倍から。パッと見た感じで言えば5万円台のスマホで撮ったものとは思えないレベルで優秀です。

影になっている部分も葉の形が捉えられています。同価格帯のスマホの中では頭一つ抜けた仕上がりだと感じました。

Pixel 6 Pro 広角1倍

ただ、レンズの画素数やセンサーサイズが上位モデルより抑えられているため、解像感や細部の明るさではPixel 6 Proなどには及びません。

こちらは右から、超広角、最大倍率の7倍ズーム、ポートレートモードの作例です。

こちらも5万円台のスマホとしてはかなり優秀な仕上がりとなっており、Google Tensorの画像処理能力の高さが窺えます。

望遠レンズが無いので、ズーム性能は低いもののそこそこ頑張っていますし、ポートレートモードでも対象の輪郭をしっかり捉えています。

Pixel 6aを構えてシャッターを切るだけでそこそこ良い感じに撮れますし、多くの場合これくらいのカメラ性能があれば十分満足できると思います。

カモフラージュ機能の紹介

カモフラージュ機能とは、Pixel 6aの発売とともに公開されたPixel 6シリーズの新機能です。対象の色を背景や周囲の色と同じ色味にしてくれます。

上の画像がカモフラージュ機能の作例で、左が適用前、右が適用後です。中央のカエデの葉が周囲の石畳と同じ灰色になりました。

これはGoogle Tensorの画像処理があってこその機能ですが、結構面白い機能です。実際に必要かどうかと言われると消しゴムマジックほど必要とは思いませんが、スマホですぐこんな処理が出来るのはシンプルに面白い。

ちなみにこのカモフラージュ機能は上位モデルのPixel 6シリーズでも利用可能なのでお持ちの方は試しにやってみてくださいね。

Pixel 6aのメリット・デメリット

メリット

  • 同価格帯最強のスペック
  • 比較的軽量、小さめで使いやすい
  • 廉価モデル感のないデザイン
  • カメラも結構優秀

Pixel 6aのメリット(魅力)を挙げるとこんな感じです。やっぱり価格に見合わない高性能さが売りの一台ですね。

Pixel 6aの登場前はAndroidで安くてハイエンド機並みスペックというポジションのスマホはありませんでした。(キャリアやMVNOの割引は一旦置いといて)要するにiPhone SEと正面から渡り合えるAndroidスマホのポジションですが、Pixel 6aはまさにiPhone SEのライバルとなり得る端末です。

定価5~6万円のスマホでハイエンド機並みの処理性能と言えばPixel 6aとiPhone SEということになりましたが、カメラなんかで圧勝しているので同価格帯最強スペックだと断言できると思います。

また、Pixel 6aは最近のスマホの中ではやはり取り回しのいい方なので、幅広い層のユーザーにおすすめできる一台です。デザインも安っぽいと感じることはありません。

また、繰り返しになりますが、カメラはコストカットのためのスペックダウンが見られますが、スペック以上の仕上がりを見せてくれます。(個人的には無駄な深度測位やマクロレンズをつけなかったのは英断だと思います。)

デメリット

  • ワイヤレス充電には非対応
  • リフレッシュレートは最大60Hz

Pixel 6aはかなり良いスマホなので、これといった欠点は特にないですが強いて挙げるとすればこの2つ。

もちろん、ワイヤレス充電や高リフレッシュレートは5万円台のスマホに求めることではありません。ですが、この2つが揃えば筆者が求める理想のPixelになると考えています。

つまり、6.1インチのディスプレイで小型軽量、パフォーマンスはハイエンド級でカメラも普通に優秀、ここに加えてワイヤレス充電・高リフレッシュレートに対応。

こんなPixelが欲しい。切実に欲しいです。ないものねだりにはなりますが、いつか実現してほしいものです…

まとめ:もはや全てのAndroidスマホのベースモデルの優秀な一台。

今回はPixel 6aのレビューをしましたが、実際に触ってみて期待通りの良いスマートフォンだと思いました。

必要なスペックがしっかり揃っていて、普段使いしやすい本体サイズも相まってほとんどの人におすすめ出来る一台に仕上がっています。個人的にもかなり好きです。

本来Googleが作るスマホはAndroidの目指すべき姿を示すものですが、Pixel 6aはまさにその役割を果たしていると言っていいと思います。

今後もGoogleには比較的小さめで高スペックな端末を出していってほしいですね。

また、Pixel 6aはイオシスでも多く出回るようになり、安く買えるのでそちらもおすすめです。

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