Pixel 6 Proのカメラをレビュー!Googleが誇る最新カメラを徹底解説

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Pixel 6 Proを壁に立てかけた写真

先日、Pixel 6 Proのファーストインプレッション記事を公開しましたが、その際カメラレビューのみ別で公開すると予告しました。これは、それだけカメラがすごいから詳しくまとめたいという気持ちがあったからです(笑)

主にズーム性能とTensorを使った画像処理技術のレベルは非常に高いです。スマホで撮ったとは思えないレベルの写真を撮ることが出来ます。

ということで、今回はPixel 6 Proのカメラに注目したレビュー記事になっています。作例もいくつか挙げてお話したいと思います。

既にPixel 6シリーズを購入した方もそうでない方も、Pixel 6シリーズのすごさを一緒に実感して頂ければと思います。

目次

Pixel6 Proのカメラについて

Pixel6シリーズの各色
(C) Google

まずはPixel6 Proのカメラスペックを確認していきましょう。公表されたスペックと機能は以下の通りです。

  • カメラ構成:50MP広角レンズ、48MP望遠レンズ、12MP超広角レンズの3眼構成
  • ズーム性能:光学ズーム最大4倍、デジタルズーム最大20倍
  • 独自機能:モーションフォト(アクションパン・長時間露光)、消しゴムマジック

簡単にまとめるとこんな感じですかね。

とにかく今回のPixel 6 Proのカメラのすごいところはズーム性能だと思います。そもそも20倍の望遠がすごいのですが、Pixel 6 Proに関してはそこに鮮明さが加わります。

また、独自機能も面白いものになっています。本来三脚を用意するなどの手間がかかる写真を、手持ちのスマホで簡単に撮れてしまいます。

クオリティの高い写真がスマホ1台で気軽に撮れるというのがPixel6 Proのカメラが持つ最大の魅力ではないでしょうか。

それでは早速、私が撮影した作例を見ながら、Pixel 6 Proのすごさを体感してみましょう。

実際の作例

今回挙げていく写真は、基本的には明るさや色味の調節はせず、カメラを向けてシャッターを押しただけの写真になります。Pixelを使うと気軽に写真が撮れることを感じていただけると幸いです。

今回の作例はすべて私が撮影したものです。そのため、場所や個人情報が分かりそうな部分は切り取ったり編集したりさせていただきます。写真のメインになる部分は基本的に手を付けていませんが、予めご了承ください。

色味の確認

まずは、写真の基本となる色味を確認します。様々な色がある風景が欲しかったので、ちょうど紅葉の時期で助かりました(笑)

Pixel6 Proで撮影した紅葉
倍率1倍、通常の撮影モード

いかがでしょうか。色味は人によって好みがあるので評価は様々だと思います。個人的には、目で見たよりも少しパリッとした色味のような気がします。このため、黄色や青がはっきり見えるのかもしれません。

ただ、変に誇張したり柔らかく写したりという感じではないので色味は問題ないと思います。まだ撮影出来ていませんが、食べ物の撮影なども行いたいですね。

ズーム性能

次は注目のズーム性能についてです。まずは作例を見ていきましょう。

Pixel 6 Pro通常撮影モードで撮った池と鴨
倍率1倍、通常モード

上の部分は隠しちゃってるんですが、真ん中のカモにズームしていくので、そこに注目してください。次に4倍光学ズームの写真です。

Pixel 6 Pro光学4倍ズームで撮った池と鴨
光学4倍ズーム、通常モード

光学ズームなのもあってぼやけた感じもなく、非常に綺麗に撮れているのではないでしょうか。暗く写っているのは明るさの調整をしていないからだと思います。次に最大倍率の20倍撮影です。

Pixel 6 Proデジタル20倍ズームで撮った池と鴨
デジタル20倍ズーム、通常モード

正直、この写真を撮った時は驚きました。ぱっと見て、スマホで撮った20倍ズームだとは思えないクオリティの高さです。

カモの羽根が持つ模様まで見えるくらい細かく写っています。今見ても本当に20倍ズームには見えません(笑)

このズーム性能の要因ですが、Pixel 6シリーズではカメラスペック自体の底上げが行われました。この結果、Googleが力を入れてきたコンピュテーショナルフォトグラフィーの力と、高いカメラスペックが合わさって、今までのスマホでは撮れないような写真が撮れるようになったわけです。

ちなみに、20倍ズームは無印のPixel 6では撮れず、Pixel 6 Proだけの機能になっています。ただ、このズーム性能だけでも、Pixel 6 Proを買う価値はあると私は感じています。何せ写真撮影が面白くて仕方ありません(笑)(約4万円の価格差をどう見るかと散々言われていますが)

モーションフォト

モーションフォトはPixel 6シリーズから追加された機能です。アクションパンと長時間露光の2種類があり、いずれも本来は三脚を使ってカメラを固定して撮影するような写真が撮れます。

まずはアクションパンの作例を紹介します。1つ申し訳ないのですが、こちらもカモを撮影していて、正直すごさが分かりにくい作例になってしまいました。車などを撮影すると分かりやすいので、いつか撮影したいと思います。

モーションフォトを撮ると適用前後の写真が両方保存されます。2つ並べるとこんな感じで、右が適用後の写真になります。

Pixel 6 Proで撮った泳ぐ鴨②
本来の写真
Pixel 6 Proで撮った泳ぐ鴨②(アクションパンモード)
アクションパン適用後の写真

このアクションパンを使うと、動いているものに疾走感を加えた写真を撮ることが出来ます。適用後の写真を見るとカモが急いで泳いでいるように見えませんか?(笑)

次に長時間露光の作例です。

本来、このような長時間露光の写真を撮るには三脚にカメラを固定する必要があります。しかし、Pixel 6 Proなら手持ちで撮っただけでこんな写真に仕上がっちゃいます。普通にすごい。

Googleは気軽にクオリティの高い写真が撮れることをPixelシリーズのカメラで重視してきました。このモーションフォト機能はその最たるものではないでしょうか。

この機能のすごい部分はこの画像処理をスマホだけで行っている点です。この画像処理がTensorチップの得意分野の1つになります。きちんと対象物を認識してその周りだけ動いているように加工するのは本来そう簡単ではないので、Pixel 6シリーズはスマホとして進化した存在だと言えるでしょう。

消しゴムマジック

こちらはカメラ本体の機能ではないですが、Tensorの画像処理能力の高さが見える機能になっています。写真の中で人影などの邪魔なものを画像処理で消してくれる機能です。

では、作例を見てみましょう。

消しゴムマジック適用前の池と鴨
消しゴムマジック適用前
消しゴムマジック適用後の池と鴨
消しゴムマジック適用後

細かく見ると違和感があるかもしれませんが、水面のカモだけ消えてしまいました。

似た機能はこれまでのスマホの中にもあったのですが、Pixel 6シリーズの消しゴムマジックはクオリティが高いです。Photoshopなんかを使えばもっと綺麗に消せますが、それでもスマホ単体でこのレベルの処理はめちゃくちゃ性能が高いです。

こんな処理もとても気軽に出来るので、Pixel6シリーズは写真撮影がより楽しくなるスマホです。

天体撮影(夜景モード)

Pixelといえば天体撮影ではないでしょうか。これまでのPixelも天体撮影が可能でしたが、Pixel 6シリーズではさらにレベルアップしています。

Pixel 6 Pro夜景モードで撮った星空
出来れば画面の明るさ最大で見てください。

分かりにくいかもしれませんが、白っぽい点が全て星です。1つ1つがはっきりと写っているのが分かります。

星の光がここまでくっきり写るので、夜景なんかを撮ると非常に綺麗な写真になるのではないでしょうか。

ちなみに、先日の月食をPixel6 Proで撮影するとこんな感じでした。

Pixel 6 Pro夜景モード、デジタル20倍ズームで撮った月食

20倍ズームかつ夜景モードなので、さすがにくっきりと写るわけではありませんが、スマホのレベルは超えているのではないでしょうか。月面の模様もちゃんと写っています。

Pixel6 Proは写真撮影を楽しくさせてくれる

Pixel 6 Proの画像

ここまでPixel 6 Proのカメラ性能について見てきましたが、本当に完成度が高いです。他のスマホカメラを置いて次のステージに行っちゃってる感じです(笑)もしかすると、コンデジなんかよりいいかもしれません。

何より、細かい設定や煩わしい操作をしなくてもクオリティの高い写真撮影が可能という点は、Googleの理想が高いレベルで実現されています。

簡単に撮れてしまうので、「自分こんなに写真撮るの上手かったっけ?」と驚き、どんどん写真を撮りたくなってしまいました。写真撮影を楽しくさせることはPixel6 Proのカメラの最大の魅力だと思います。

Pixel6シリーズのカメラは他のスマホでは体験できない楽しい写真撮影が出来ると言えます。皆さんもぜひ、同じような体験をして頂きたいです!

Pixel 6 Proを壁に立てかけた写真

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