ここ最近多くのメーカーからオープンイヤー型イヤホンが登場しています。
今回レビューするSOUNDPEATSの最新オープンイヤー型イヤホン「Breezy」は、自由な角度調整で優れた装着感を実現しています。
今回は、SOUNDPEATS様より発売前にBreezyのサンプルをご提供いただいて、2週間ほど使い込んだ感想をレビューしていきます。
実際に使って分かった使い心地や、メリット・デメリットを紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
GakuGadge限定のお得なクーポンもご提供いただているので、ぜひご利用ください。
- 自由度の高い角度調整で快適な装着感
- コンパクト&軽量で携帯性が良い
- しっかり響く低音
- 中高音域はクリアで伸びがいい
- 優秀なバッテリー持ち
- 機能が十分揃いつつ価格が安い
- 高音質コーデック非対応
- タッチセンサーの反応が悪い
SOUNDPEATS Breezyの概要
SOUNDPEATS Breezyは2024年10月14日に発売された、SOUNDPEATSの最新オープンイヤー型イヤホン。
耳を塞がないオープンイヤー型で、耳にかけて使用するタイプです。
イヤーフック部分が動くので、ユーザーの耳の形に合わせて角度を調整することができます。
「PeatsAudio」アプリに対応しており、イコライザーや操作方法がカスタマイズ可能。
バッテリー持ちはイヤホン単体で最大10時間、充電ケースとの組み合わせで40時間の再生が可能とのこと。
カラーはブラックのみで、定価は6,680円です。詳しいスペックは以下の通り。
| SOUNDPEATS Breezy | |
|---|---|
| サイズ | 82.62×54.06×27.43mm（ケース） |
| 重量 | ケース＋イヤホン両側：約103g イヤホン両側：約16.86g |
| バッテリー容量 | ケース：500mAh イヤホン片側：54mAh |
| 再生時間 | イヤホン単体：最大10時間 ケース併用：最大40時間 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 防水防塵 | IPX4 |
| Bluetoothバージョン | 5.4 |
| 対応コーデック | AAC・SBC |
SOUNDPEATS Breezyを実機レビュー
早速SOUNDPEATS Breezyをレビューしていきます。
要素ごとに感想を紹介しているので、お好きなところから読んでみてください。
パッケージと付属品
Breezyのパッケージはこのような白を基調としたもの。
フタ部分を扉のようにめくると本体があります。
内容物は本体とケーブル、各種書類とピーツ君のステッカー。
ピーツ君のステッカー、結構可愛いですよね。ステッカー自体の質感も悪くないので意外と満足度高いです。
充電器などはないので、別途用意しましょう。
外観・サイズ感：コンパクトで扱いやすい。
Breezyのケースは小判型。シンプルなデザインですが、右半分に大きくSOUNDPEATSのロゴが入っています。
サイズはオープンイヤー型としてはコンパクトで、十分ポケットに収まるサイズ感です。
ケース時短はマットな樹脂素材。ロゴの縁部分のみ光沢があり、内側はマットな樹脂素材ですがカーボン柄っぽい雰囲気。
ロゴのカーボンっぽい仕上げはイヤホン本体にも共通しています。
ケースを開けるとこのように入っています。
左右のイヤーフックが一部重なっており、このおかげでケースがコンパクトに収まっていると思われます。
Breezy本体の形状は一般的なオープンイヤー型とそこまで変わりません。
シリコンっぽい素材のイヤーフックと、スピーカー部分という構成。スピーカー部分はケースと同じカーボン調の仕上げ。
こちらもSOUNDPEATSのロゴが入っています。光沢仕上げでデザイン的なアクセントになっていると言えるでしょう。
本体のサイズも比較的コンパクト。
実際に着けていても邪魔になることはありませんでした。
重量を測ってみたところ、ケースのみで62.3g、イヤホン1つは8.4gでした。かなり軽いので、装着したときの異物感も少ないです。
ちなみに、公称値ではケース＋イヤホン2つの重量が約103gとされていますが、今回の数値から考えれば実機では約79gです。
逆スペック詐欺ですが、とにかく軽いので携帯性も優秀なことは間違いありません。
調整機構と装着感：角度の自由度高い。装着感も優秀。
SOUNDPEATS Breezyの大きな特徴の1つが自由度の高い角度調節。
90°の範囲で8段階で調節可能となっています。
かなり細かく、幅広く調節できるので、様々な耳の形にもフィットするでしょう。
装着感は、8.4gの軽さと調節機構のおかげでかなり快適。
オープンイヤー型だと、イヤーフックがかかる耳たぶの裏が痒くなったり痛くなったりすることがありますが、Breezyを使っていてそのようなことは無かったです。
かなり軽い装着感ですが、角度調節のおかげでしっかりフィットしているので、動いても落ちそうにはなりませんでした。
音質：低音しっかりで分かりやすい。
SOUNDPEATS Breezyは音質重視なモデルではありませんが、音質も妥協を感じにくいです。
オープンイヤー型らしい、クリアで抜け感のある音質です。中音や高音の伸びが良い。高音が過度にシャカシャカすることもありません。
また驚いたのが、しっかり響く低音。
低音はオープンイヤー型だと弱くなりやすい部分ですが、12mmデュアルマグネットダイナミックドライバーのおかげもあり、低音もしっかり出ています。
全体的にクリアで低音もしっかり鳴っているので、音楽の素養がそこまで無い私でも「音質が良い」と分かりやすい音質だと感じました。
基本的にはポップス向きで、テンションを上げたいときにおすすめのイヤホンです。
また、角度調整によりスピーカー部分を耳の穴の場所に持ってきやすいので、音がダイレクトに届く感じがあり、そういった意味でも迫力を感じることができました。
バッテリー持ち：十分優秀。
SOUNDPEATS Breezyのバッテリー持続時間はイヤホン単体で10時間、ケースとの組み合わせで40時間とされています。
実使用においても、ほぼこの公称値通りのバッテリー持ちです。1時間の連続再生で10％ほど消耗するイメージ。
丸1日作業する際に着けたままでもバッテリーが切れることはありませんでした。
充電の頻度も1週間〜1週間半に1回だったので、バッテリー持ちは十分優秀だと言えるでしょう。
小型軽量でありつつ、十分なバッテリー持ちが備わっているのは良いですね。
操作性：反応が若干悪い。
SOUNDPEATS Breezyは、本体のタッチセンサーで操作を行います。基本的にはタップの回数と長押しに対応。
音量調整、音楽の再生/停止、曲送りのほか、ゲームモードや音声アシスタントの操作が可能です。
いずれの操作もアプリから自由にカスタマイズできます。自分に合った操作を割り当てられる点は嬉しいですね。
ただ、肝心の操作性はあまり良くないと感じました。
というのも、タッチセンサーの範囲がかなりシビア。写真の赤丸部分にあるのですが、少しでもズレると反応しません。
また、反応自体も鈍く、特にダブルタップは素早く行うと反応しません。「トン・トン」と間に一拍置くイメージだと反応します。
操作については慣れの部分もあると思いますが、他のタッチセンサータイプのイヤホンより反応が悪いと感じました。
アプリ・各種機能：EQは優秀。マルチポイントも嬉しい。
SOUNDPEATS Breezyは専用アプリにも対応。
今回のモデルでは「PeatsAudio」というアプリを使います。以前SOUNDPEATS製品で使われていた「SOUNDPEATS」アプリには対応していません。
PeatsAudioアプリで可能な操作項目は以下の通り。
- タッチ操作のロック
- ゲームモード
- ムービーモード
- ダイナミックEQ
- コントロールのカスタマイズ
- EQ
ゲームモードは遅延を少なくする機能。遅延が全く無くなるわけではないですが、音ゲーでなければ遅延をほぼ感じないレベルになります。
ムービーモードは話し声を強調する機能です。声が他の音から分離される感じですが、元よりも若干こもって聴こえるのでわざわざ使う必要は無いかと思います。
イコライザーは聴力検査でユーザーの耳に合ったものを作成するアダプティブイコライザーのほか、プリセットのものが9つ用意されています。
- SOUNDPEATS クラシック※クラシック音楽向け、というわけではなさそう
- 高音域の強調
- 低音を強く
- 低音を弱く
- ロック
- ポップ
- エレクトロニック
- フォーク
- クラシック
また、カスタムEQとして自分で波形を調整してイコライザーを作成して保存することも可能です。
Shino個人的にはアダプティブイコライザーの音質がベストでした！
さらに、SOUNDPEATS Breezyは低価格ながら、同時に2台のデバイスに接続するマルチポイントにも対応。
スマホとPC、スマホとタブレットといった組み合わせで楽しめるので、動画視聴や音楽視聴などシーンに合わせて活用することができます。
SOUNDPEATS Breezyは比較的安価なモデルですが、操作のカスタマイズ、EQ、マルチポイントなど、あると嬉しい機能が一通り揃っています。
実際に使っていて、機能性に物足りなさを感じることはありませんでした。
GoFree2との比較【どっちがいい？】
SOUNDPEATSのオープンイヤー型といえば、2023年発売のSOUNDPEATS GoFree2。GakuGadgeでもレビューをお届けしました。
GoFree2とBreezyで悩んでいる方に向けて、どちらが良いか解説します。
2モデルでまず大きく違うのがケースのサイズ感。
どちらも小判型ですが、GoFree2は結構大きいです。というよりBreezyが小さい。
GoFree2はポケットに入れるには少し大きいと感じていましたが、Breezyならポケットに入れるのも許容範囲。
携帯性重視ならBreezy一択だと思います。
次に大きな差があるのは角度調整の有無ですね。GoFree2は一般的な角度固定タイプです。
これによって装着感に大きな違いが生じており、Breezyの方が圧倒的に楽で快適だと感じました。
GoFree2は私の耳だとイヤーフックが耳たぶの裏に密着してしまい、痒くなったり荒れてしまったりすることがあります。何となく締め付けられているイメージ。
Breezyは角度調整が可能なので、耳への負担を減らしつつフィットさせることができます。装着感の失敗が少ない点はBreezyの大きなメリットです。
GoFree2とBreezyで利用するアプリは異なりますが、行える操作はほぼ共通。
また、GoFree2は高音質コーデックのLDAC対応で音質も重視されていますが、聴き比べてみると私には高音質コーデック非対応のBreezyの方が音質は良いと感じました。
Breezyの低音が強く、角度調整のおかげで耳の穴にダイレクトに音が届くようになっていることが大きな要因と思われます。
オープンイヤー型ならではの抜け感と、低音の迫力が感じられるので、Breezyの方が「音が分かりやすい」という感じです。
もちろん、ハイレゾ音源を聴きたい方にはGoFree2がおすすめですが、個人的には携帯性、装着感、音質の全ての面でBreezyの方が優れていると感じました。
SOUNDPEATS Breezyの価格
SOUNDPEATS Breezyの定価は6,680円。オープンイヤー型としては最安レベルの価格帯ですね。
この価格なら、完成度は非常に高く、音質の面でも満足できると思います。
また、2024年10月17日〜20日のAmazonプライム感謝祭に合わせてクーポンも配布中。20％オフの5,344円で購入可能です。
さらに、今回GakuGadge限定の5％オフクーポンもご提供いただきました。Amazonの20％オフクーポンと併用可能なので、最安で25％オフの5,010円になります。
GakuGadge限定クーポンは、プライム感謝祭終了後の11月10日まで利用可能です。
- クーポンコード：BRZYBKHR4
- クーポン内容：5％オフ
- 利用可能期間：2024/10/17 00:00〜2024/11/10 23:59（日本時間）
Shino5,010円なら間違いなく買いなので、ぜひご利用ください。
SOUNDPEATS Breezyのレビューまとめ
今回はSOUNDPEATSの最新オープンイヤー型イヤホン「Breezy」をレビューしました。
自由度の高い角度調整により、快適な装着感と耳にダイレクトに届く音質が実現されている点が大きな魅力です。
また、バッテリー持ちや各種機能性も十分なものが揃っており、日常使いしやすい製品だと感じました。
それでいて価格が安く、クーポンなどを活用すれば5,000円ほどになるので、コスパ的にもおすすめです。
毎日使えるオープンイヤー型イヤホンが欲しい方は、SOUNDPEATS Breezyをぜひチェックしてみてください。
Shino最後まで読んでいただきありがとうございました！
GakuGadgeでは他にもスマホやガジェットに関する記事を公開しているので、良かったらもう1記事読んでみてください。
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