Pixel 6 Proレビュー:Googleの最新フラッグシップスマートフォンを徹底解説

当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。
Pixel6 Proの箱
目次

ついに購入!

これまでに何回かPixel 6関連の記事を書いてきましたが、やっと自分も購入して使い始めました。

今回は、使い始めて感じたことをまとめたファーストインプレッションレビューになります。

主にデザイン・サイズ感・動作・バッテリー・ディスプレイ・指紋認証・独自機能に分けてお話していきます。カメラについては別で詳しく記事を書きたいと思います。

では、最後までよろしくお願いします。

購入したモデルについて

Pixel 6 Proの画像

今回購入してレビューするのは、Google製Pixel 6 ProのClody White(128GB)のモデルです。

  • SoCはGoogle Tensor
  • RAM12GB
  • ディスプレイ6.7インチ
  • リフレッシュレート最大120Hz
  • バッテリー容量5003mAh

今回レビューする内容に関係するスペックで言えばこんな感じでしょうか。

では早速、レビューしていきます。

初日レビュー

Pixel 6 Pro
総合評価
( 4 )
メリット
  • 動作は普通に快適!
  • 高級感のあるデザイン
  • Tensorを生かした独自機能が面白い!
  • 性能を考えればコスパは結構いい
デメリット
  • バッテリー持ちは普通
  • 充電速度はもう少し速くなってほしい
  • 大きいので片手操作は厳しい

デザイン

箱に入ったPixel 6 Proの画像

Pixel6シリーズは背面の大きなカメラバーがデザイン上の特徴になっています。

これは賛否両論ではありますが、個人的にはかっこいいデザインだと思います。少なくともここ最近のiPhoneよりは良いと思うのですがいかがでしょうか。

全体的には背面ガラスや側面の光沢などもあって高級感があります。今までのPixelスマホは高級感というよりも親しみやすいデザインだったので、Pixelらしくないかもしれません。ただ、かっこいいので良い意味での変化だと思います。

サイズ感

Pixel 6 Proを文庫本と並べた画像
一般的な文庫本と比べるとこのサイズ感です。

サイズに関してはとにかく大きいです。数値としてはiPhone13 Pro maxに近く、折りたたみではないスマホで最大級と言えます。

実際、横幅も縦幅も長く片手操作は大変です。文字を打つのも端の方は少し届きにくく、手の小さい方は片手モードなどを使うと良いでしょう。

重さは私の感覚ではそこまで気になりません。以前使っていたスマホがPixel 4 XLで重さは193gとPixel 6 Proとそこまで差が無かったためかと思います。

ただ軽いわけではないので、仰向けで顔の上に持つと顔に落ちてくる危険性は高いと思います(笑)

動作

Pixel 6シリーズは初めてGoogleが開発したSoC、Tensorを搭載していることが特徴です。性能が高いのかという点が注目されていましたが、結論から言ってハイエンド向けSoCだと言えそうです。

基本的な動作はもちろん、3Dゲームを高画質でプレイしてもカクつきやアプリが落ちることはありませんでした。

ただし、アプリ側がTensorに対応できていないものもあるようで、開けないアプリもありました。(メジャーなアプリではないですが)

バッテリー

バッテリーのイラスト

バッテリー性能もスマホにとっては非常に重要な部分です。

使い始めた初日は私の普段どおりの使い方で朝8時から夜の0時まで、充電100%の状態から充電せずに使いました。

結果、夜0時時点のバッテリー残量は10%ほどでした。最適化がなされていない状態ですが、少なくとも電池持ちが良いとは言えないですね。

作業中にポッドキャストを流したり、カメラレビュー用に多く写真撮影をしたりしたせいもあるかもしれません。重めのゲームも最高画質でプレイしたのでそのせいもあるかと思います。ただ、ライトユーザーなら十分な充電持ちのはずです。

ディスプレイ

Pixel 6 ProはPixelとして初めてリフレッシュレート120Hzに対応しました。感想としてはとにかくヌルヌルです。サクサクというよりヌルヌルなんです。

Pixel 4 XLは最大90Hzで十分綺麗だったのですが、表現するならサクサク動く感じでした。しかしPixel 6 Proはスクロールなども含めてヌルヌルと滑らかに動きます。

明るさについても十分で、晴れた日に外で使用しても画面はしっかり見ることが出来ます。有機ELなので今後どのように劣化するかが気になるところです。

嫌われがちなエッジ部分についてですが、普通に使う分には問題ありません。保護フィルムやケースとの相性を考えないといけないのはデメリットになるかもしれませんが。

使い勝手で心配されていた誤反応についてですが、上手く防止されているなという感じです。今のところ誤反応が起きたことはありません。試しにエッジ部分だけ触ってみたのですが、反応しにくくなっていました。Googleがしっかりとソフト面で対策をしたということですね。

指紋認証

スマートフォンで指紋認証をするイラスト

Pixel 6シリーズは画面内指紋認証を採用しています。SNSなどを見ると、認証スピードが遅かったり保護フィルムを使うと反応しなかったりするという声が多い印象です。

この問題については11月17日ごろ配信されたアップデートで改善されたそうなのでその上でのレビューになります。

今のところ保護フィルム無しで使っているのですが、反応は問題ないです。スピードについてはめちゃくちゃ速いわけではありませんが、遅くもないと思います。センサーに指を置いて一呼吸置く感覚でした。

独自機能

音声認識

マイクのイラスト

Pixel6シリーズに搭載されたTensorチップの得意分野の1つですね。実際の能力をお届けしたいので、少し音声入力で文章を書いてみたいと思います。以下の囲み部分がPixel6 Proで音声入力した内容です。

いかがでしょうか。きっちり認識してくれてますね。これが点数チップの力です。この音声認識能力は、文字入力以外にもレコーダーアプリの文字起こしでも活躍します。会議の議事録を作成したり、インタビュー記事を書いたりするのに役立ちそうです。また、音声入力をメッセージアプリなどで使うと送信と言うだけでメッセージを送ってくれる機能もあります。正直、コンピュータの音声認識能力に対するイメージが変わるレベルですごいです

1つだけ惜しいのが、肝心のTensorチップが「点数チップ」になっちゃってます(笑)まぁ、普段使いする単語でもないので仕方ないかもしれません。

個人的に驚いたのが、喋るときの間などから「、」を入れてくれているところです。ここまで認識してくれると、読みやすくなりますし実用的ですよね。

カメラ

スマートフォンのカメラアプリのイラスト

Pixel6の目玉と言えばやはりカメラ機能の向上ですよね。

正直、私は一眼レフも持っているので写真を撮るならスマホよりカメラと思っていましたが、Pixel 6 Proはそのイメージも変えてくれました。

もちろん一眼には及ばないものの、手軽にここまで高いクオリティの写真が撮れるのかと驚きました。詳しいカメラレビューは別で今後公開予定なので、そちらも読んでいただければと思います。

とりあえずカメラの感想を一言で表せば、「スマホでの写真撮影が楽しくなる」と感じました。綺麗な20倍ズームやモーションフォト、消しゴムマジックなどがスマホ1台で手軽に出来てしまう、スマホカメラの楽しみ方が大きく広がります。

このような楽しさは実際に触れてみないと分からない部分だと思うので、ぜひ実機を触って体感して頂きたいです(笑)

残念な部分

サムズダウンのイラスト

ここまでは各機能のレビューをしてきましたが、あまり残念な部分を書いていなかったので、いくつかお話しておきます。

残念ポイントを挙げるとすれば以下の3つです。

  • バッテリー持ちはそれほど良くない
  • 充電速度も思ったほど速くない
  • サイズが大きく、片手操作は難しい

バッテリー持ちはそれほど良くない

1番大きな残念な部分はこれですね。まだ最適化がされていないので、多少は今後改善されるとは思いますが、だとしても「バッテリー持ちが良い」と感じることは無さそうです。

Pixelとしてはこれまでで最も大きなバッテリー容量を持っているのにこんな状態なので、Tensorの消費電力効率が良くないんですかね?

逆に言えばそれだけのエネルギーを使って高度な処理をしてくれているということかもしれませんが…

充電速度も思ったほど速くない

個人的にはこれも割と残念ですね。30W充電が可能なアダプターも合わせて発売するなら、30Wで充電したいじゃないですか(笑)

バッテリーの劣化を考えると賢明な判断かもしれませんが、今どき30W充電でも普通の速さだと思います。

少し贅沢なわがままかもしれませんが、もう少し速く充電できればよりスマホとして便利だったのではないでしょうか。

サイズが大きく、片手操作は難しい

発売前からずっと言われてきた部分ですね(笑)実際に使うと確かに大きいです。

個人的には大きいスマホも大好きなのでそこまで残念ではありませんが、片手操作はしにくいです。手が小さいわけではない私でもそう感じるので、サイズで言えば割と人を選ぶスマホかもしれません。

Pixel 6シリーズで小型モデルもラインナップに並んでいれば、良かったんですけどね。絶対ヒットすると思います(笑)特に日本では片手操作がしやすい大きさを求める人が多いので。

第一印象としては満足

壁に立てかけたPixel 6 Proの画像

ここまで、Pixel 6 Proのファーストインプレッションをお届けしましたが、いかがだったでしょうか。

このスマホを「良い」か「悪い」かで判断すれば、少なくとも「良い」部類には入ると思います。今までのPixelスマホと比べても満足感は高いです。

Tensorチップの存在をはじめとするGoogleお得意のソフト面のレベルの高さに加えて、ハード面でのグレードアップが行われたので、まさにGoogleの理想が詰まったスマホと言えるかもしれません。

これはつまり、Androidスマホの理想形とも言えるわけです。これが、11万円ほどで買えるのは割とコスパはいいかもしれませんね。もちろん、もっと手軽にGoogleの理想に触れるならPixel 6もおすすめだと思います。

Pixel6シリーズで、ある種の到達点と転換点を迎えたGoogleのスマートフォン開発が、今後どのように進展していくのかますます楽しみになる1台でした。

Pixel6 Proの箱

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

拡散していただけると喜びます!
目次