Made By Google 2023にてついにGoogleの最新スマホ「Pixel 8シリーズ」が登場しました。
ここで気になるのが前作のPixel 7シリーズとの違いですよね。
そこで本記事ではPixel 7/7 ProとPixel 8/8 Proのスペックを比較して、どのように進化したのかチェックしていきます。
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Pixel 8シリーズの概要
Googleの最新スマホPixel 8シリーズには標準モデルのPixel 8と上位モデルのPixel 8 Proがあります。
それぞれの詳しいスペックは以下をご覧ください。
Pixel 8/8 Proのスペック
Pixel 8 | Pixel 8 Pro | |
国内発売日 | 2023年10月13日 | |
メモリ構成(GB) | 8/128 8/256 | 12/128 12/256 12/512 |
カラー | Hazel(128GBのみ) Obsidian Rose(128GBのみ) | Obsidian(128GB、256GBのみ) Porcelain Bay(128GB、256GBのみ) |
チップセット | Google Tensor G3 | |
本体サイズ | 70.8×150.5×8.9mm | 76.5×162.6×8.8mm |
重量 | 187g | 213g |
ディスプレイ | 6.2インチ 60~120Hz駆動有機EL | 6.7インチ 1~120Hz駆動有機EL |
バッテリー容量 | 4,575mAh | 5,050mAh |
充電 | 有線充電:最大27W ワイヤレス充電:最大18W | 有線充電:最大30W ワイヤレス充電:最大23W |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | |
防水防塵 | IP68 | |
おサイフケータイ | 国内版対応 | |
背面カメラ | 広角:50MP(F1.68) 超広角:12MP(F2.2) | 広角:50MP(F1.68) 超広角:48MP(F1.95) 5倍望遠:48MP(F2.8) |
Pixel 8とPixel 7の比較
それでは早速、標準モデルのPixel 8とPixel 7の違いを見ていきます。
スペックの違い
まずはスペックの違いから。
Pixel 8で変更されたスペックを赤文字にしています。
Pixel 8 | Pixel 7 | |
国内発売日 | 2023年10月13日 | 2022年10月13日 |
メモリ構成(GB) | 8/128 8/256 | 8/128 8/256 |
カラー | Hazel(128GBのみ) Obsidian Rose(128GBのみ) | Lemongrass Snow Obsidian |
SoC | Google Tensor G3 | Google Tensor G2 |
本体サイズ | 70.8×150.5×8.9mm | 73.2×155.6×8.7mm |
重量 | 187g | 197g |
ディスプレイ | 6.2インチ 60~120Hz駆動有機EL | 6.3インチ 最大90Hz駆動有機EL |
画面輝度 | 最大輝度:1,400ニト ピーク輝度:2,000ニト | 最大輝度:1,000ニト ピーク輝度:1,400ニト |
バッテリー容量 | 4,575mAh | 4,355mAh |
充電 | 有線充電:最大27W ワイヤレス充電:最大18W | 有線充電:最大21W ワイヤレス充電:最大21W |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
防水防塵 | IP68 | IP68 |
おサイフケータイ | 国内版対応 | 国内版対応 |
背面カメラ | 広角:50MP(F1.68) 超広角:12MP(F2.2) | 広角:50MP(F1.85) 超広角:12MP(F2.2) |
SoCは順当に1世代新しいGoogle Tensor G3になりました。詳細な処理性能などは現時点で不明ですが、処理性能の向上が噂されています。
分かりやすい変化はサイズ感ですね。かなり小型化されています。重量も10g軽くなったので、取り回しは結構良くなっている可能性があります。
その分ディスプレイも小型化しました。リフレッシュレートは最大120Hzになったのでより滑らかな表示が期待できます。また、画面輝度もかなり明るくなりました。
本体サイズが小型化したのにも関わらずバッテリー容量は約200mAh増量。これは嬉しいですが、実際のバッテリー持ちはTensor G3の電力効率次第ですね。
有線での充電速度は最大21Wから27Wに向上。ただし、ワイヤレス充電の速度は遅くなっています。小型化の影響もあるかもしれませんね。
カメラについては、おそらくメインの広角カメラのみ変更されていそうです。カメラセンサーについての情報は今のところ無いので何とも言えません。
価格差を考えると…?
さて、「実際のところどっちがおすすめ?」という話ですが、これを考えるには価格差を見なければいけません。
Pixel 8の定価は以下の通りです。
Pixel 8(128GB) | Pixel 8(256GB) | |
---|---|---|
Googleストア | 112,900円 | 122,900円 |
ドコモ | 定価:119,900円 いつでもカエドキプログラム:実質64,460円 | ‐ |
au | 定価:117,900円 スマホトクするプログラム:実質42,550円 | 定価:127,900円 スマホトクするプログラム:実質50,600円 |
ソフトバンク | 定価:114,480円 新トクするサポート:実質62,640円 | 定価:126,000円 新トクするサポート:実質69,120円 |
正直言って、これまでのPixelの価格設定から考えるとかなり高くなりました。「Pixelと言えばコスパ」の時代は終わったかもしれません。
一方のPixel 7はすでに販売が終了しているところも多いですが、定価は82,500円でした。
現在では一部のキャリアショップで一括14,800円や実質23円なんかの特価施策も行われており、かなり安く買えるモデルになっています。
また、イオシスなどの中古相場は4~6万円となっていて、安く買いやすい一台と言えます。
スペック差こそあれ、Pixel 7も性能は必要十分であることと価格が安いことを踏まえると、Pixel 7の方がコスパは良いと思います。
よっぽど新しいPixel 8のコンパクトさやディスプレイのアップグレードに魅力を感じた場合はPixel 8がおすすめですが、在庫があるうちは投げ売りや白ロム専門店でPixel 7を買うことをおすすめします。
Pixel 8を安く買うなら!
そんなPixel 8ですが、結局発売後に特価施策が行われるようになりました。
主にソフトバンクで盛んに行われており、他社から乗り換えかつ新トクするサポートの利用で2年間実質24円で購入可能です。
家電量販店などのソフトバンクショップで行われていることが多いですが、自宅から契約できるスマホ乗り換え.comさんでも取り扱いがあります。
元々、他社から乗り換えかつ新トクするサポートを使えば実質9,840円ですが、スマホ乗り換え.comさんだとさらに特別割引が加わって実質24円になります。
店舗に足を運ぶ必要が無いことはかなり嬉しいですよね。
かなり安いので、少しでも安くPixel 8を買いたい方はぜひチェックしてみてください。
Pixel 8 ProとPixel 7 Proの比較
続いて上位モデルのPixel 8 ProとPixel 7 Proを比べてみましょう。
スペックの比較
こちらも変更点は赤文字にしております。
Pixel 8 Pro | Pixel 7 Pro | |
国内発売日 | 2023年10月13日 | 2022年10月13日 |
メモリ構成(GB) | 12/128 12/256 12/512 | 12/128 12/256 12/512 |
カラー | Obsidian(128GB、256GBのみ) Porcelain Bay(128GB、256GBのみ) | Hazel Snow Obsidian |
背面パネル | マット仕上げ | 光沢仕上げ |
チップセット | Google Tensor G3 | Google Tensor G2 |
本体サイズ | 76.5×162.6×8.8mm | 76.6×162.9×8.9mm |
重量 | 213g | 212g |
ディスプレイ | 6.7インチ 1~120Hz駆動有機EL | 6.7インチ 最大120Hz駆動有機EL |
ディスプレイ形状 | フラット | エッジ |
画面輝度 | 最大輝度:1,600ニト ピーク輝度:2,400ニト | 最大輝度:1,000ニト ピーク輝度:1,500ニト |
バッテリー容量 | 5,050mAh | 5,000mAh |
充電 | 有線充電:最大30W ワイヤレス充電:最大23W | 有線充電:最大23W ワイヤレス充電:最大23W |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
防水防塵 | IP68 | IP68 |
おサイフケータイ | 国内版対応 | 国内版対応 |
背面カメラ | 広角:50MP(F1.68) 超広角:48MP(F1.95) 5倍望遠:48MP(F2.8) | 広角:50MP(F1.85) 超広角:12MP(F2.2) 5倍望遠:48MP(F2.8) |
まず外観については、背面パネルの仕上げが光沢仕上げからマット仕上げに変更されました。マット仕上げの方が指紋などが目立ちにくいので嬉しい方も多いのではないでしょうか。
サイズは若干小型化していますが、ほぼ誤差レベルなので大きな違いは無いと言えます。
ディスプレイ形状はエッジからフラットに変わったので、保護フィルム選びなどがしやすくなっていますね。こちらも画面輝度はかなり明るくなっており、Pixel 8 Proの屋外での視認性は抜群です。
バッテリー容量は50mAhの増加なのでそれほど大きなものではありません。有線の充電速度は最大23Wから30Wに向上していますね。
カメラについてはおそらくすべてのカメラが変更されていると思われます。超広角カメラが高画素化しており、より高精細なマクロ撮影ができるようになっているようです。
基本的な使い勝手はそれほど変わっておらず、背面やディスプレイなどのハード面の進化が目立つかと思います。カメラ性能の向上にも期待ですね。
価格に注目
Pixel 8 Proの価格は以下のようになっています。めちゃくちゃ高いですね。
Pixel 8 Pro(128GB) | Pixel 8 Pro(256GB) | Pixel 8 Pro(512GB) | |
---|---|---|---|
Googleストア | 159,900円 | 169,900円 | 189,900円 |
ドコモ | ‐ | 定価:198,000円 いつでもカエドキプログラム:実質108,240円 | 定価:218,680円 いつでもカエドキプログラム:実質119,680円 |
au | 定価:169,900円 スマホトクするプログラム:実質87,400円 | 定価:179,900円 スマホトクするプログラム:実質92,000円 | 定価:199,900円 スマホトクするプログラム:実質101,200円 |
ソフトバンク | 定価:172,080円 新トクするサポート:実質94,320円 | 定価:183,600円 新トクするサポート:実質100,800円 | 定価:206,640円 新トクするサポート:実質113,760円 |
価格が他社ハイエンドと同じくらいになっているので、処理性能などもしっかり向上していると期待したいところです。
Pixel 7 Proは特に投げ売りはされていませんが、キャリアに在庫があれば10万円くらいで購入可能です。この時点でPixel 8 Proの価格を大きく下回っていますね。
また、イオシスなどの白ロム相場を見てみると、7~9万円台で買えるようになっておりこちらも非常に買いやすくなっています。
Pixel 7 Proも性能はまだまだ実用的で、カメラ性能も評判なので敢えて今から型落ちのPixel 7 Proを選んでも良いと思います。
ただ、Pixel 8 Proも細かい部分で良くなっているポイントはあるので、予算と合わせて検討してみてはいかがでしょうか。
Pixel 8/8 ProとPixel 7/7 Proの比較まとめ
今回は全体的に見た目やディスプレイの変更が分かりやすいですね。
Tensor G3の処理性能が気になるところですが、Tensor G2でも普段使いなら問題は無いので、多くのユーザーは今からでも安くPixel 7/7 Proを購入して問題ないと感じました。
弊ブログではPixel 8/8 Proに関する情報やレビューを今後もお届けするので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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