FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexを比較!どっちがどんな用途におすすめ?

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こんにちは。ガジェットブロガー・WebライターのShinoです。

ガジェット好きにおすすめなバックパックといえば、dripのFLOORPACKですよね。

2階建て構造が特徴のバックパックで、機能性にこだわって作られています。

そんなFLOORPACKにはバージョンがいくつかあり、現在も現行モデルとして販売されているのが「FLOORPACK ver.2」と「FLOORPACK Flex」の2つです。

筆者は元々FLOORPACK Flexを使っていたのですが、今回新たにFLOORPACK ver.2を購入したので、2つのバックパックを比較したいと思います。

FLOORPACKシリーズが気になるけど、どのモデルを買えばいいか迷っている」という方はぜひチェックしてみてください。

Shino

スマホ系ライター・ガジェットブロガーのShinoです。
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目次

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexの概要

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flex
左:FLOORPACK Flex 右:FLOORPACK ver.2

まずはFLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexの概要から。

どちらもFLOORPACKシリーズの特徴である2階建て構造となっています。

また、細かいポケットがたくさんあり、小物ガジェットを収納しやすい機能的なバックパックです。

サイズ感などの基本スペックは以下の通り。

FLOORPACK ver.2FLOORPACK Flex
サイズ(高さ×幅×奥行き)395×280×125mm440×300×150mm
重量約785g約1,010g
容量約13L約14L
素材CORDURAナイロン
牛革熟成レザー
CORDURA BALLISTIC AIR
牛革熟成レザー

FLOORPACK ver.2は初代FLOORPACKの正統後継モデルにあたり、形状は初代とほぼ同じながら細かい改善が加えられています。

一方のFLOORPACK Flexは派生モデルという感じで、よりカジュアルに、かつカメラバッグの要素が加わったモデルです。

それでは、詳しく比較していきたいと思います。

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexのサイズ感を比較

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flex
左:FLOORPACK ver.2 右:FLOORPACK Flex

まずはFLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexのサイズ感から比較していきます。

見た目のサイズ感はFLOORPACK Flexの方が大きいですね。

縦横、厚みの全てでFlexの方が大きく、並べてみるとサイズ差は結構大きい印象です。

電車などでの移動が多い場合は、スリムでコンパクトなver.2の方が使いやすいと思います。

重量も230gほどver.2の方が軽いので、軽快さを重視する方にはFLOORPACK ver.2の方がおすすめ。

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexの外観・デザインを比較

FLOORPACK ver.2
FLOORPACK ver.2

続いて外観・デザインの面について見ていきます。

一言で言えばFLOORPACK ver.2は「ミニマル」、FLOORPACK Flexは「カジュアル」という感じ。

FLOORPACK Flex
FLOORPACK Flex

FLOORPACK ver.2がビジネスバッグに近く、FLOORPACK Flexはデイパックに近い見た目に仕上がっています。

素材感はほぼ同じですが、やはり形状が異なるので受ける印象は大きく異なります。

FLOORPACK Flex

また、細部を見ていくと、Flexの方はファスナーや下部ベルトの金具が真鍮っぽい仕上がりです。

FLOORPACK ver.2

ver.2の方は普通に黒く塗装されており、金具の仕上がりもカジュアルとシンプルという違いがあります。

好みは分かれると思いますし、利用するシーンによってもどちらが良いか判断は分かれる部分でしょう。

カジュアルなFlexもいいですが、個人的には、ミニマルな雰囲気で幅広い服装に合うFLOORPACK ver.2の方が好みですね。

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexの収納ポケットを比較

続いて、FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexの収納ポケットを比較していきます。

今回は種類に分けて細かく見ていきましょう。

天面ポケット

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flex
手前:FLOORPACK ver.2 奥:FLOORPACK Flex

どちらも上段の天面にポケットがあり、完全ワイヤレスイヤホンや財布などサッと取り出したいものを入れておくことができます。

深さはどちらも同じくらいですが、横幅はver.2の方が大きめですね。

PCポケット

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flex
左:FLOORPACK Flex 右:FLOORPACK ver.2

背中側にはPCポケット。細かい違いは後ほど紹介しますが、どちらも十分な大きさがあります。

ただし、PCポケットの配置は大きく異なります。

FLOORPACK ver.2

FLOORPACK ver.2のPCポケットはメインポケットと一体になっており、アクセス方法は上段と同じです。

FLOORPACK Flex

一方、FLOORPACK FlexはPCポケットが独立しています。

個人的にはそこまで利便性の差は感じませんが、上段に多くの物を詰めた場合はPCポケットが独立したFlexの方が取り出しやすいのではないでしょうか。

上段内部

上段の内部には小さめのメッシュポケットが2つ。サイズはそれほど違いがなく、どちらも薄めの小物を収納するのに便利です。

ただ、FLOORPACK ver.2のみ、ペン用のポケットがあります。個人的にはあまり使うことはないかと思いますが、Apple Pencilなどを入れるのに便利だと思います。

下段フラップ内ポケット

下段のフラップ部分にもポケットがあります。

ここのポケットはver.2の方が大きく、メッシュタイプになっています。Flexは比較的小さめのポケットです。

ただ、マチはFlexの方があり、用途は微妙に異なると思います。

背中側ポケット

背中側にもポケットが2つあります。

奥行きはそれほど変わりませんが、縦の長さはver.2の方がありますね。6.7インチ級のスマホはver.2にしか入らないので、使い勝手はver.2の方が良いと思います。

サイドポケット

また、どちらも外側にマグネットで開閉できるサイドポケットがあります。

機構は同じなんですが、サイズはFlexの方が大きめ。

Flexなら500mlのペットボトルと折り畳み傘が入るくらいの余裕がありますが、ver.2は500mlペットボトルがギリギリ入るかどうか、という感じ。ver.2のポケットは折り畳み傘くらいがベストなサイズ感ですね。

FLOORPACK Flex

ただ、Flexのサイドポケットは大きすぎて、開いたときの後ろからの見た目が若干不格好なので、見た目と機能性のどちらを取るか、が判断ポイントになりそうです。

タブレットポケット(ver.2のみ)

FLOORPACK ver.2

ここまで2モデルに共通するポケットを紹介しましたが、ここからはそれぞれのモデルにしか無いポケットを紹介。

FLOORPACK ver.2にしか無いポケットの1つがタブレットポケット。厳密に言えばPCポケットに仕切りがあるという感じですね。

FLOORPACK Flex

Flexには仕切りが無いので、ノートPCとタブレットを同時に持ち運ぶと直接当たってしまい、傷などが心配になります。

最近11インチiPad Pro(M4)を愛用している筆者にとってはver.2の方が便利。

下段内部サイドポケット(ver.2のみ)

FLOORPACK ver.2

また、下段内部のサイドポケットもFLOORPACK ver.2にしかありません。

ただ、そこまで大きくなく、個人的に入れるものが思い浮かばないので、ここはあまり重要なポイントではないと思います。

サイドフラップ内ポケット(Flexのみ)

FLOORPACK Flex

一方、FLOORPACK Flexのみにあるポケットとして、サイドフラップ内部ポケットがあります。

鍵やちょっとした小物を入れるのに便利で、ver.2の下段サイドポケットよりも利便性は高いと思いました。

公式では、カメラ用のレンズフィルターやSDカードなどを入れる用途が推奨されています。

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexの上段の構造を比較

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flex
左:FLOORPACK Flex 右:FLOORPACK ver.2

続いて上段の構造を比較します。

上段はファスナーの位置、形状が異なり、FLOORPACK ver.2の方は背中側に配置されているのに対し、FLOORPACK Flexは逆に手前側に配置されています。

これによってポケットを開いたときの物の入れ方に違いが出ます。

ver.2の方は上から手を入れるのに対し、Flexの方はガバッと開いて上段全体が見える形。

FLOORPACK Flex

ただ、メッシュポケットにアクセスする場合、Flexは天面ポケットが邪魔になるので、ver.2の方が上段の収納にアクセスしやすいです。

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexの下段の構造を比較

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flex
左:FLOORPACK Flex 右:FLOORPACK ver.2

下段の構造もFLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexで大きく異なります。

まずは下段にアクセスするためのファスナーの位置に違いがあります。

FLOORPACK ver.2がフラップが上に向かって開くのに対し、FLOORPACK Flexは下に向かって開く形です。

実際に使っていると、フラップが下に向かって開くFLOORPACK Flexの方が便利だと感じました。

というのも、上に向けて開くFLOORPACK ver.2は、フラップを開くと下段に入れている物が落ちてしまいそうで不安になってしまいます。

FLOORPACK ver.2
ファスナーが底面を通るので背面は完全フラット

ただ、ver.2は上向きに開くからこそ、ファスナーが底面に配置され、正面から見たときにミニマルなデザインに見えるという良さがあります。

FLOORPACK Flex

また、Flexは下段がカメラバッグっぽくなっていることも特徴。

マジックテープで自由に配置できる仕切りが付属しており、用途に合わせてカスタマイズすることができます。

カメラや三脚など、それぞれの物が当たって傷が付きそうなアイテムを入れたい場合は、仕切りがあるFlexの方が合っていると思います。

ポーチや衣類などの直接触れても問題ないアイテムの場合は、仕切りのないver.2でも問題ありません。

FLOORPACK Flex

また、Flexの下段はサイドからアクセスできるフラップがあるのも特徴です。

横からサッとアクセスできるので、まさにカメラなど、外出中にすぐ取り出したいものを入れておくと便利でしょう。

下段の機能性で言えば断然Flexの方が優れています。やはり、カメラやレンズを複数持ち運ぶ人にはFlexがおすすめですね。

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexの収納力を比較

FLOORPACK ver.2
パンパンに入れた状態のFLOORPACK ver.2

ここまで収納ポケットの配置などを見てきましたが、重要なのは実際の収納力ですよね。

ということで、それぞれのバックパックに入るギリギリまで物を収納して、比較してみました。

今回は、ガジェット類と夏場の1日分の着替えを入れて検証しています。ちなみに、普段筆者はほぼガジェット類しか入れることはありません。

まず、FLOORPACK ver.2に入ったものがこちら。

FLOORPACK ver.2に入ったもの
内容物はイメージです。
  • ノートPC
  • 11インチiPad Pro(M4)
  • ガジェットポーチ
  • ペンケース
  • 財布
  • 小銭入れ
  • 名刺ケース
  • 完全ワイヤレスイヤホン
  • スマホ×2
  • Tシャツ
  • パンツ
  • 下着類

本体サイズの割には、2階建て構造のおかげで多くのものが入りますね。2階建てなので、上にガジェット、下に衣類という感じで分けることもできています。

続いて、FLOORPACK Flexに入ったものがこちら。

FLOORPACK Flexに入ったもの
  • HHKB
  • マウス
  • 折りたたみキーボード

Flexの方が多く入ったので、こちらのリストにはver.2にも入ったものは省略しています。

FLOORPACK Flex
中央辺りに横向きにHHKBが入っている。

見た目のサイズ通り、Flexの方が多く入ります。特に横幅の差が大きいので、HHKBのようなキーボードがそのまま入るのはFlexの魅力と言えるでしょう。

どちらも、見た目や容量の数字から受けるイメージ以上に多くのものが入ります。2階建て構造はバックパックの最適解かもしれませんね。

ただ、この2モデルで悩んだ場合、より多くのものを持ち運びたい方はFLOORPACK Flexの方がおすすめです。

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexの肩ベルトを比較

肩ベルトを比べると、厚さはFLOORPACK Flexの方がありますが、幅はFLOORPACK ver.2の方があります。

左右のベルトの間隔はほぼ同じです。

実際の背負い心地ですが、個人的にはベルト幅の広いver.2の方が楽だと感じました。

そもそもの話ですが、バックパック本体の重量が200g以上異なるので、その点でも背負い心地はver.2の方が優れていると思います。

FLOORPACK ver.2

また、ver.2のみの特徴として右の肩ベルトにDカンが付いています。

カラビナなどで別のアイテムを付けておきたい方にはver.2の方が魅力的なのではないでしょうか。

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexはそれぞれどんな人におすすめ?

比較のまとめとして、FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexがそれぞれどんな方におすすめなのか、実際に使った感想をもとに紹介したいと思います。

FLOORPACK ver.2がおすすめな人

FLOORPACK ver.2

使ってみて感じたFLOORPACK ver.2がおすすめな人は以下の通り。

  • 電車移動が多い人
  • ビジネスシーンで利用する人
  • 上段メインで利用する人
  • ノートPCとタブレットの両方を持ち運ぶ人

2モデルを比べた時のFLOORPACK ver.2の特徴はシンプルなデザインとコンパクトさです。

電車などで通勤して、ビジネスバッグとして使うなら、断然ver.2がおすすめ。

シンプルな見た目で取り回しもいいので、普段使いのバックパックならFLOORPACK ver.2の方が適していると思います。

また、FLOORPACKシリーズでタブレット用ポケットがあるのはver.2のみなので、タブレットとPCを同時に持ち運びたい場合はFLOORPACK ver.2を選ぶと良いでしょう。

FLOORPACK Flexがおすすめな人

FLOORPACK Flex

続いて、FLOORPACK Flexがおすすめなのは以下のような場合。

  • カジュアルな服装に合わせたい人
  • カメラバッグとして使いたい人
  • 下段メインで使いたい人
  • できるだけ大容量の方がいい人

FLOORPACK Flexはカジュアルな見た目が特徴。

ビジネス用途というより休日やお出かけ用のデイパックとして、見た目の可愛さを求める方にはFlexがおすすめです。

また、カメラバッグを意識して作られたモデルなので、カメラバッグとして使いたい方にはFlexが最適解だと思います。

FLOORPACK Flex

実際、筆者もデジタル一眼、コンデジ、スマホ用ジンバル、三脚を入れて使っていました。

まさにカメラバッグが付いたデイパックという感じで、カメラが趣味の方なら使いやすいと感じられると思います。

FLOORPACK ver.2と比べて下段の機能性が高いので、下段によく使うものを入れて使う方におすすめです。

また、実際の容量はFlexの方が多いので、多くのものを入れたい方はFlexを選ぶと後悔はしにくいと思います。

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexの比較まとめ

FLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flex

今回はdripのFLOORPACK ver.2とFLOORPACK Flexを比較しました。

どちらも機能性は抜群な上、2階建て構造のおかげで見た目以上に物が入ります

ポケットの数と配置は似ているので、基本的には同じような使い方はできると思います。ただ、サイズなどが微妙に異なるので注意しましょう。

どちらも使いやすいバックパックですが、今回紹介したように微妙に方向性が異なっています。

2モデルとも使う場合は、ver.2が通勤用、Flexが休日・旅行・趣味用という感じで使い分けると良いかもしれませんね。

今回紹介した内容を参考に、みなさんの用途に合ったモデルを選んでみてはいかがでしょうか。

Shino

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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