キャッシュレス化が進み、QR決済や電子マネー、クレジットカードのコンタクトレス決済を利用している方は多いのではないでしょうか。
決済に使う端末はスマホだったり、スマートウォッチだったり、カードだったりと色々ありますが、最近徐々に存在感を増しているのが指輪型デバイスです。
今回は楽天Edyが使える充電不要の指輪型決済デバイスである「RINGO PAY STONE」をご提供いただきましたので、使用方法やメリット・デメリットなどをレビューしていきます。
RINGO PAY STONEは2024年12月25日までCAMPFIREにてクラウドファンディングを実施中です。
各種早割などもありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
- チャージが楽
- スマートに支払いができる
- 充電不要
- 形状やデザインは改善の余地あり
- 楽天Edyしか使えない
RINGO PAY STONEの概要
RINGO PAY STONEは、VITROが2024年11月1日からCAMPFIREにてクラウドファンディングを行なっている、指輪型決済デバイスです。
楽天Edyのチップが埋め込まれており、アプリやATM、店頭でチャージすることで決済に使うことができます。
2024年11月1日からCAMPFIREでクラウドファンディングが行われており、2024年12月25日まで実施されます。
RINGO PAY STONEの外観、付属品をチェック
今回送っていただいたRINGO PAY STONEは、このような黒くて細長い箱に入っていました。
内容物はRINGO PAY STONE本体とカードのみ。非常にシンプルな内容です。
カード自体には特に案内がありませんが、印刷されたQRコードを読み取ることで装着方法やチャージ方法などの案内を見ることができます。
RINGO PAY STONE本体はこのような状態で入っています。
左端が楽天Edyのチップが入ったところで、そこにラバー素材がくっついている感じ。
ラバー素材の裏側はこのように線がたくさん入っており、これに合わせてカットすることで好みのサイズで使うことができます。
本体部分は3Dプリンターで作られており、パッと見はコンクリートやモルタルのような無骨でスマートな印象。
横から見るとこのようになっており、楽天Edyのチップが挟まれているのが分かります。
指の形に合わせて反っており、内側の足を広げたような部分にラバーのベルトをはめ込むことでリング型になります。
RINGO PAY STONEの装着方法
RINGO PAY STONEを装着するには、使う指に合わせてベルトをカットする必要があります。
まずは、届いたままの状態で指に巻きつけ、おおよそのサイズを決めます。
指に巻きつけて決めたサイズに合わせてハサミなどを使ってベルトをカット。
細かくサイズや装着感を調整できるのは嬉しいですね。
切った部分を本体のツメにはめ込めば指輪型になります。
ただ、このはめ込む作業が結構難しいです。切った部分のバリをできるだけ取り除くと、はめ込みやすかったので、参考にしてみてください。
ベルトと本体をある程度固定できれば装着準備完了です。指にはめて使ってみましょう。
ちなみにこの状態での重量は4.8g。
カットして調整したサイズによって変動はあるでしょうが、十分軽いと思います。
RINGO PAY STONEの使用レビュー
それでは、実際にRINGO PAY STONEを使って感じたポイントをまとめていきます。
チャージが楽
RINGO PAY STONEで使える電子マネーは楽天Edyなので、通常のEdyと同様に気軽にチャージして使うことができます。
チャージ方法は店頭レジやコンビニATM、専用端末での現金チャージと、スマホアプリを使ったチャージの2種類があります。
今回はスマホでのチャージの流れを紹介します。スマホからチャージする場合、まずは楽天Edyアプリをインストールしましょう。
RINGO PAY STONEに初めてチャージする際、まずはスキャンをしてアプリにRINGO PAY STONEのEdyを追加します。
チャージする際は、アプリ内のチャージ項目を選択し再度RINGO PAY STONEをスキャン。
金額を選択し、クレジットカードなどからチャージします。
RINGO PAY STONE自体のメリットというより楽天Edyのメリットですが、店頭だけでなくスマホアプリからもサクッとチャージできるのは便利だと感じました。
スマートに支払いできる点は魅力
指輪型デバイスで決済できるという体験は、想像以上にスマートで快適なものでした。
Edyに対応した自動販売機でサクッと飲み物を購入。
ランニングやジムでの運動のときに着けていけば、財布などを持たなくても水分補給用の飲み物を購入できますね。
もちろん、スーパーやコンビニでも楽天Edyに対応した店舗ならRINGO PAY STONEは利用可能。
筆者は普段Apple Watchで決済することも多いですが、手首をかざすのと比べると、RINGO PAY STONEは指先をかざすだけなので動作がよりスムーズだと感じました。
スマホやスマートウォッチで決済するのに慣れてきた身としては、指輪で決済する体験は新鮮で、未来感を感じられた点も良かったです。
充電不要
RINGO PAY STONEはFeliCaを使っているため、本体への充電は一切必要ありません。
地味な部分ですが、充電の必要が無い点は決済デバイスとしては安心につながるポイント。
充電不要=バッテリー切れの心配も無いため、出先で決済したい時にバッテリー切れで使えないということがありません。
また、こういった小さいデバイスを定期的に充電するのは割と面倒なので、嬉しい方は多いのではないでしょうか。
形状やデザインは改善の余地あり
RINGO PAY STONEの直線的な形状は都会感があって、スマートなデザインを演出しています。
ただ、この形状が逆にデメリットにもなっていると感じました。
というのも、角が角ばっていることや、表面のザラっとしたテクスチャーの影響で、ズボンなどのポケットに手を入れたときに生地が引っかかることがありました。
また、チップ内蔵部分はそこそこ分厚さがあるので、軽いとはいえ装着時の違和感もあります。
他にも、スマートなデザインのチップ内蔵部分に比べて、ラバーのベルト部分は安っぽさも感じました。
形状や仕上げなどを改善すれば、もう少し日常利用しやすくなると感じたので次期モデルなどに期待したいところです。
楽天Edy以外の展開にも期待
RINGO PAY STONEでは、現状楽天Edyでの決済しか利用することができません。
正直言って、楽天Edyを日常的に利用している方はそれほど多くないと思います。MMD研究所の調査でも、支払い方法の中でも電子マネーの利用率は34.7%、さらに楽天Edyの利用率はそのうち15.4%(カード式)、20.4%(スマホ式)となっています。
私も楽天系は楽天カードか楽天ペイを使うことが多く、Edyはほとんど使ったことがありませんでした。
今回製品提供いただいたVITROはまだまだ成長中の企業なので、多くの決済方法を利用可能にするには資金面での難しさがあるかと思います。
ただ、「指輪で決済」はかなりスマートで未来的な体験ですし、決済方法が充実すれば完璧だと感じました。
今後指輪型デバイスやRINGO PAYシリーズへの注目度が上がり、資金力も高まっていくと良いなぁ、、とささやかに期待しておきます。
RINGO PAY STONEのレビューまとめ
今回はRINGO PAY STONEのレビューをお届けしました。
形状や楽天Edyしか使えない点は課題ではあるものの、指輪型決済デバイスがくれるスマートな体験は素晴らしいと感じました。
また、ランニングやトレーニングでもこれだけ着けておけば自動販売機などで買い物ができることは、実用面でもかなり刺さる方がおられるかと思います。
日常の決済にスマートさや便利さをプラスしたい方は、RINGO PAY STONEをぜひチェックしてみてください。
RINGO PAY STONEは2024年12月25日までCAMPFIREにてクラウドファンディングを実施中です。
各種早割などもありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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