今回は日本時間2022年10月6日午後11時から行われたGoogleの新製品発表会、Made by Google’22で発表された新製品の情報をまとめていきます。
発表会を視聴してすぐ書いた記事ですので、所々間違いなどがあるかもしれませんが、ご了承いただければと思います。もちろん、直す箇所が見つかればすぐに訂正いたします。
平日の夜中に行われる発表会なので視聴できなかったという方、英語でいまいちよく分からなかったという方、内容をおさらいしたい方、とりあえず盛り上がりを感じたい方、皆さんに向けてお送りします!
Pixel信者の筆者が、新製品の概要、価格、発売時期などをお届けしていきますね。
ちなみに筆者はPixel 7とPixel Watchをすぐ予約しました!到着次第レビュー記事を公開するのでお楽しみに!
Pixel 7・Pixel 7 Pro
Pixel 7・Pixel 7 Proの概要
まず紹介されたのがPixel 7シリーズ。Pixel 6シリーズの後継で、今回も特徴的なカメラバーとGoogle独自開発のTensorチップが搭載されています。
スペック上はそこまで真新しさはどちらも感じませんが、細かい部分でブラッシュアップがなされています。まず、スペック表で分かるPixel 6シリーズとの大きな違いは
- 顔認証対応
- 無印の若干の小型化(6.4インチ→6.3インチ)
- チップセット(Google Tensor→Google Tensor G2)
- ズーム倍率(Pro:最大20倍→30倍)
- 画面輝度向上(約25%)
といった具合です。これだけでは劇的な進化とは言えないですよね。ただ、筆者は画面輝度の向上はかなり嬉しいです。というのも、Pixelと言えば画面が暗いというのが今までのイメージだったから。最大1,000nitまで明るくなるとのことなので、屋外でもそこそこ見やすいんじゃないかと思います。
次に、Pixel 7シリーズに搭載されるGoogle Tensor G2がもたらした細かい変化は
- 機械学習性能の向上
- 動画性能、ズーム性能の向上
- 音声認識の精度向上
- ナイトモード時の撮影時間短縮
- マクロフォーカス(Pixel 7 Pro)
などです。やはりGoogleはTensorチップでは機械学習性能を重視していますね。
動画性能については、手振れ補正はもちろんですが、iPhoneのシネマティックモードのような撮影が可能になりました。また、ズーム性能も複数レンズの画像を組み合わせて解像度を向上させるように進化しています。
また、ナイトモード撮影の時間短縮は意外と便利ですね。分かりやすく言えば露光時間が短くて済むということで、より手軽にナイトモードが使えるようになったと言えます。
また、昔撮った写真のブレやボケを補正して解像感を上げる機能はすごいですね。昔のスマホの写真は解像度がかなり悪いのでこの機能は結構面白そう。
Pixel 7 Proではマクロフォーカス機能が付きました。Pixel 6 Proの場合、マクロ撮影のように被写体に近づくとピントが合わなかったので、花などをより近くに寄って撮れるのは撮影の幅も広がります。
不安な点を挙げるとすれば、無印Pixel 7のバッテリー持ち。Tensor G2の電力効率がどれくらいか不明なので何とも言えませんが、さらに小さい6.1インチでリフレッシュレート60Hzの画面を搭載したPixel 6aよりバッテリー容量が少ないんです。(Pixel 6aが4,410mAhに対しPixel 7は4,355mAh)
この点は筆者の手元にPixel 7が届いたらしっかりレビューしますので、気になる方はレビュー記事を待って購入することをおすすめします。
Pixel 7・Pixel 7 Proの価格と発売日
グローバルでの本体価格はPixel 7は599ドル、Pixel 7 Proが899ドルとなっています。
気になる国内版ですが、Googleストアの定価が
- Pixel 7:82,500円~
- Pixel 7 Pro:124,300円~
となっています。Pixel 6シリーズの価格と比べると1万円弱ほどの値上げですが、現状の円安の状況を考えるとかなり抑えられた値上げ幅だと感じます。
というのも、現在599ドルと言えば86,000円、899ドルは130,000円程度になるのでGoogleは結構頑張ってます。
キャリアでの取り扱いや価格はまだ不明なので今後の情報に注目です。
発表会翌日の10月7日、auとソフトバンクからPixel 7、Pixel 7 Proの発売が告知されました。発売日は10月13日とのことです。(10/7追記)キャリア価格は以下の通り。
- au:Pixel 7 Pro…134,900円~ Pixel 7…87,310円~
- ソフトバンク:Pixel 7 Pro…131,760円~ Pixel 7…88,560円~
Pixel 6シリーズではProモデルはキャリアではソフトバンクのみの取り扱いでしたが、Pixel 7 Proはauでも取り扱いがあります。また、いずれもキャリアの残価設定プログラムの利用が可能です。
Pixel Watch
Pixel Watchの概要
ついに出ましたね、Pixel Watch。数年前から待っていた方も多いんじゃないかと思います。Google純正のスマートウォッチ。
機能については期待されていたものが大体揃っています。通知の確認、メッセージの送信、Googleマップによる道案内、決済、Googleアシスタントなど、かなり多機能ですね。
また、Fitbitとの連携で心拍数測定、睡眠記録、フィットネス機能などもしっかりカバー。
また、面白いのがPixelスマホとの連携で写真を撮る際のプレビュー画面になってくれること。集合写真を撮るときなどに便利ですね。
しかも、国内版はFeliCa対応でおサイフケータイもイケます。打倒Apple Watch!!
純正のバンドは付属のアクティブバンド(おそらくシリコン?)に加えて、ファブリック素材やメタル素材、レザー素材のものが用意されています。全部で20種類以上とのこと。(メタル素材のバンドは来春発売予定)
一つ心配なのがバッテリー持ちですね。Googleによれば最大24時間持つといいます。ということは実際の持ちは24時間を切るはずなので、1日フルで使って睡眠記録も録っていれば次の日は使えないかもしれません。
この辺りが気になる方は、すぐに買うのではなく筆者のような人柱が出すレビュー記事を見てから判断してみることをおすすめします。
Pixel Watchの価格と発売日
Pixel Watchのグローバル価格はWi-Fiモデルで349.99ドル、セルラー版で399.99ドルとなっています。
国内版はWi-Fiモデルが39,800円、セルラー版が47,800円です。これ、かなり安く感じませんか?349ドルは最近のレートで約5万円、399ドルは6万円弱ですもん。
筆者も5万円くらいは必要かと思っていましたがこれは嬉しいサプライズ。めちゃくちゃ安いです。
発売日はPixel 7シリーズと同じで、発表会から1週間後の10月13日辺りです。
発表会翌日の10月7日、auとソフトバンクからPixel Watchの発売が告知されました。発売日は10月13日とのことです。それぞれの通信回線を使ったワンナンバーにも対応。(10/7追記)キャリアの販売価格がこちら。
- au:47,800円(セルラー版のみ)
- ソフトバンク:55,680円(セルラー版のみ)
いずれもセルラー版のみの取り扱いで、ソフトバンクではスマートフォンと同様に残価設定プログラムの利用が可能です。
個人的にはずっと欲しかったものなので非常にワクワクしています!
おまけ:Pixel Tablet
5月のGoogle IOでチラ見せされたPixel Tablet、今回もチラ見せで終わりました。
2023年発売ということやデザインはすでに明らかにされていました。今回新たに明かされたのは
- Google Tensor G2を搭載すること
- 据え置き型としても使えること。
の2つです。といってもすでにリークなどにより分かっていたことです。
ただ、以前よりPixel Tabletのイメージ画像が多く、どんな製品なのか想像しやすくなっています。
発売されるとすれば来年のPixel 7a(仮)と同じタイミングでしょうかね。筆者は買う予定はないですが、今後も注目していきたいと思います。
大注目のPixel Watch、細かい改善が光るPixel 7シリーズ
今回のMade by Googleでは折りたたみPixelなどの噂もありましたが、サプライズ発表はありませんでした。
とはいえ、Pixel 7シリーズ、Pixel Watchともにかなり魅力的な製品に仕上がっています。
筆者も元々Pixel 7シリーズはパスのつもりでしたが、結局購入してしまいました。(Pixel信者なので仕方ないですが)
ただ、初期の不具合が多いのがPixelらしさでもあるので、すぐに購入するのもいいですが、筆者のような人柱が出すレビューを参考にしてから検討するのも全然アリだと思います。(むしろそっちがおすすめ)
ということで、来週には筆者の手元にもPixel 7とPixel Watchが届くと思うので、またレビュー記事を出します!その時に読んでいただければ嬉しいです。