今回は弊ブログでは珍しいコラム的な記事です。というか長期レビューに近いですね。
端的に言えばメイン機利用を前提に買ったPixel Foldがメイン機にはできないと感じるようになってきました。
あくまで筆者のメイン機にはなれなかった、だけでメインになる人はなるし悪い機種ではないです。むしろ好きではある。
そんなことを言いつつなぜメイン機にはできないのか、今回はその理由をご紹介します。
スマホ系ライター・ガジェットブロガーのShinoです。
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購入時~直後はメイン機になる予定だった
冒頭にも書いた通り、筆者はPixel Foldをメイン機として使うつもりで購入しました。
「元々Pixel好きでメイン利用してきたし、折りたたみ出るならメインにするしかないだろ…!」そう思っていましたね。
購入してからしばらくはワクワク感もあって、がっつり使っていくつもりでいたんです。
しかし、1ヶ月ほど使ってみるとだんだん「これはメイン機にはできない」という思いが強くなりました。ということでその要因を深堀りしていきます。
Pixel Foldがメイン機になれなかった理由
サイズ感が合わない
Pixel Foldを使い始めた頃は「割と普通に使いやすいじゃん」なんて思いました。スペック表の数値で受ける印象よりは扱いやすいんですよね。
割と片手で持って操作もしやすいですし、重さも最初はそこまで気になりませんでした。
ただ、使っていくうちに特に重さは日常使いするにはキツいように感じるようになりました。他のスマホを何台も使っているので余計に重く感じやすいのかもしれません。
とにかくPixel Foldは重いし厚いです。折りたたみスマホとしては薄いほうではありますが、ポケットに入れたときのふくらみは結構気になります。
ポケットに入れて日常的に持ち運ぶというよりはカバンやポーチに入れて持ち運ぶ方が適しているイメージです。
毎日使う道具なので、取り回しが悪いのはやはりストレスになってしまいますね…
折りたたみスマホなのに開く機会が少ない
競合製品であるGalaxy Z Foldシリーズなどに比べると横長な外側ディスプレイがPixel Foldの魅力であり特徴です。
そのおかげで外側ディスプレイが「普通のスマホ」として使いやすいんですが、だからこそ開いて使うシーンがかなり少ないんですよね。
電子書籍や漫画を読む、Web表示にしてブログをいじる、複数アプリを横に並べて見る(これはかなり少ない)くらいしか無いので、正直言って日常的に開いて使うことはありません。
もはやほぼ電子書籍リーダーだなぁ…なんて思います。
このような「たまに」の用途のためにわざわざここまで重くて分厚いものを日常的に持ち運ぶのはどうなんだろう、と違和感を感じてしまうようになりました。
また、別の視点から突っ込むと、Pixel Foldには「開かないとできないこと」というものがほとんどありません。
例えば、Galaxy Z Foldシリーズの場合、開いた画面が「メイン画面」なので、Sペン利用など開かないとできないことがあったり、開いた方が便利になるように作られていたりします。
一方のPixel Foldは開いたところでできることが大して増えないので、「これなら普通のスマホでいいじゃん」と思ってしまうわけです。
この独特な設計思想はPixel Foldの特徴的な部分なので、ここに価値を見出せるかどうかがPixel Foldが合うかどうかの分かれ目になると思います。
地味だけど気に入らない部分が割とある
Pixel Foldを日常使いする上でストレスを感じてしまう細かいポイントがいくつかありました。
1つ目は発熱のしやすさです。レビューでも書きましたが、Pixel Foldは比較的発熱しやすいと思います。
SNSくらいの用途でも割とすぐあったかくなるので、ゲーム以外の普段使いでも気になってしまうんですよね。
だからといって極端に動作が悪くなったりアプリが落ちたりすることは無いので、致命的な欠点というほどではありません。
2つ目の気になるポイントはバッテリー持ちですね。
はっきり言ってPixel Foldのバッテリー持ちはそこまで良くないです。がっつり使うと1日持つか微妙なレベルかもしれません。
個人的には物足りなさを感じるので、これはメイン機として使う上でストレスですね。
3つ目はワイヤレス充電が遅いことですね。意外かもしれませんが、Pixelのスマホってワイヤレス充電の速度が速いんですよね。(Pixel Stand利用時)
Pixel 7/7 Proなどの通常モデルであれば有線充電時と最大速度は同じです。普通に速いので筆者も常用しています。
しかしながら、Pixel Foldはとにかくワイヤレス充電が遅いです。充電速度は公表されていないものの、少なくとも急速ワイヤレス充電には対応していません。実際の速度から考えると10Wくらいかもしれませんね。
こうなると結局有線充電を使うことになりますが、個人的にはスマホはワイヤレスで充電したい。
ワイヤレス充電が実用的でないとメイン機にはなり得ないので、ここは結構大きいポイントです。
このような地味に気になってしまう点が3つもあると日常使いしにくいので、正直言ってメイン機にはできないかな…と思いました。
結局、Pixel Foldはおすすめできない?
身も蓋も無いことを言ってしまうと、一般的な折りたたみスマホのイメージ(持ち運べるのに開けばタブレットライクに使える)で買うなら圧倒的にGalaxy Z Fold4/5がおすすめです。
というか基本的にはGalaxy Z Fold4/5をおすすめします。価格もそっちの方が安いので…(Pixel Foldのコスパはかなり悪いです)
はっきり言ってPixel Foldは開いたところでタブレットというより「デカいスマホ」か「スマホ2台分」くらいしか用途がありません。
タブレットライクな用途のためにそもそも設計されていない、というのはレビュー記事でも書いた通りSurface Duoに似ています。
ただし、悪い端末、使い物にならない端末ではありません。バグだらけということは無いですし、用途によっては十分実用的です。
また、外側のデザインや質感はかなり気に入っています。このような良い点はレビュー記事にしっかり書いておりますので、合わせてチェックしてみてください。
まとめ:次のメイン機探しへ…
ということで今回はPixel Foldをメイン機にできない3つの理由を紹介しました。
もしもですが、Pixel Foldがもう少し軽くて開いたときに使える独自機能や純正ペンなんかがあれば話は変わったと思います。
今のままだと、普通のスマホが良い人にとってはサイズ感が合わない、折りたたみスマホが欲しい人にとっては機能性が微妙という状態でおすすめできる層がかなり少ないです。
ただ、繰り返しになりますが悪い機種ではありません。あくまで筆者のメイン機としては物足りない。
今は次のメイン機としてもうすぐ国内でも登場するZenfone 10を待ち焦がれています。
僕、元々小さくて多機能なガジェットが好きだし。
Zenfone 10はついにワイヤレス充電に対応したし。
Pixel Foldに無いすべてを持っている気がする…
Pixel Foldをメイン機として使おうか検討されている方の参考になれば幸いです!今回も最後までありがとうございました。
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