学生のパソコン選びは難しい
今回は学生が持つパソコンとしてSurfaceシリーズをおすすめする内容になります。
今の時代、学生にとってパソコンはほぼ必須なものですよね。
しかし、パソコンについてあまり詳しくない学生さんも少なくないはずです。そのため、家電量販店に行ってとりあえず店員さんに勧められたものを購入するケースもあるでしょう。
個人的な意見ですが、家電量販店はパソコンの知識は豊富でも、実際に学生が使う用途などを正確に理解しているとは限らないと思っています。
そこで今回は現役大学生の私が実際に満足しているSurfaceシリーズを紹介します。大学入学予定の方や学生でパソコンを買い替えたい方の参考になればと思います。
もちろん、学生以外の方も参考になる内容になっています。デメリットも紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
では、最後までよろしくお願いします。
Surfaceシリーズとは

まずは、Surfaceシリーズについてお話していきます。
SurfaceシリーズはMicrosoftが開発・販売しているパソコンのシリーズになります。
Surfaceシリーズの1番の特徴はWindowsに最適化されているということです。
MicrosoftはパソコンのOSとしてメジャーなWindowsを開発している会社でもあります。そのため、SurfaceシリーズはWindowsとの相性が良いように作られています。
結果的に、Surfaceシリーズは動作がスムーズでアップデートなどもこまめに行われる、長く使いやすいパソコンになっています。
Surfaceシリーズのラインナップ

Surfaceシリーズには様々な用途を想定したいくつかのモデルが用意されています。
今回は、学生におすすめのものをメインに紹介していこうと思います。学生が使うにはちょっと不要かな、というものは今回は割愛します。もし紹介してほしい製品などがあれば今後紹介したいので、お問い合わせフォームからお聞かせください。
2-in-1スタイルの製品
個人的に学生なら1台は持っておいてほしいタイプのパソコンです。2-in-1というのは1台で2タイプの使い方が可能という意味で、ノートパソコンとしてもタブレットとしても使えます。
Surfaceシリーズは2-in-1のパイオニアとも言える存在で、今でもSurfaceシリーズの中心的なモデルです。
キックスタンドが付いているので、タブレットスタイルでも自立させられる点が特徴です。別売りのアクセサリを使えばノートパソコンとしても快適に使うことが可能です。
また、Surfaceシリーズには専用のSurfaceペンがあります。これがあると、Surfaceが紙のノート代わりになるので、一気に使い方が広がります。
1.Surface Proシリーズ

Surfaceと言えばこれ!と言ってもいいくらい代表的なモデルです。
ディスプレイサイズは最新型だと13インチと、一般的なノートパソコンと同様のサイズ感のタッチ操作可能なパソコンです。
スペック的にも、ノートパソコンとして十分なスペックを持っているので、レポートやスライドショーの作成にも困りません。
また、標準でカメラ(イン・アウトともに)がついているのでWebカメラなどを買わずにリモート会議に参加することも出来ます。
基本的には本体(タブレットの状態)のみで販売される場合が多いので、別売りのタイプカバー(キーボード付きカバー)をセットで買うことをおすすめします。
2.Surface Goシリーズ

こちらはディスプレイサイズが10.5インチほどの小型な2-in-1スタイルのパソコンです。
Surface Proをそのまま小型化したといったイメージで、B5ノートくらいのサイズなので持ち運びに便利な製品です。
スペックはProよりは控えめなモデルですが、ある程度の作業は可能です。学生が普段使いする分には十分だと思います。
外部端子に一般的なUSB端子(USB Type-A)が無いので購入前に自分の用途などを確認しておくことをおすすめします。
ノートPCタイプの製品
Surfaceと言えば2-in-1のイメージが強いかもしれませんが、実はSurfaceシリーズにもノートパソコンタイプ(ラップトップ型)のモデルが用意されています。
Windows搭載のPCには、見た目がスマートじゃなかったり重たかったりする製品が多いイメージがあると思います。
しかし、Surfaceシリーズの場合、見た目もスマートでかっこよく、持ち運びやすいモデルがたくさんあります。
「AppleのMacシリーズがかっこよくて憧れるけどPCはWindowsがいい」という方におすすめの選択肢だと思います。
1.Surface Laptopシリーズ

こちらはSurfaceシリーズのノートパソコン型で基本となるモデルです。
Surface Proのラップトップ版と言ってもいいかもしれません。十分なスペックと画面サイズを持っています。
最新モデルだと、画面サイズが13.5インチと15インチから選択できるので、幅広いニーズに応えられているように思います。
先ほどのSurface Proシリーズの場合、ノートPCとして開く際に角度が固定されず、膝置きなどがしにくいです。そのため、タブレットとしてはあまり使わない予定なら、Surface Laptopシリーズの方がおすすめです。
2.Surface Laptop Go

こちらはSurface Laptopシリーズの小型版ですね。2-in-1のSurface Goシリーズと同様にスペックも少し控えめな印象があります。
画面サイズは12.4インチとなっていて2つのウィンドウを並べても作業が可能なサイズとなっています。
結局どれを選ぶべきか

ここまでSurfaceシリーズの各モデルを見てきましたが、種類が多くて選びづらいですよね。
今回は筆者が普段Surfaceシリーズを使いながら感じた1番使いやすい使い方について紹介します。
筆者の使い方
まず、紹介する際に関係するので筆者のSurfaceの使い方をお話します。
現役大学生である筆者が今使っているSurfaceシリーズはSurface Pro 7とSurface Go 2の2つです。元々Surface Pro 7のみだったのですが、Surface Go 2を買い足してサブ機として使っています。
使い方としては
- 作業・Web会議の時…Surface Pro 7
- ノート作成・動画鑑賞の時…Surface Go 2
という使い分けをしています。このような使い方のため、Pro 7にはタイプカバーを付けていますが、Go 2には付けず、タブレットとして使っています。
また、ワイヤレス接続を使ってGo 2をPro 7のサブディスプレイとしても使っています。
もちろん、Surfaceペンも持っていて、ノートをとる際に役立っています。
では、この筆者の使い方からおすすめの選び方を紹介します。
Pro 8とGo 3が発売されたため、前モデルになったPro 7とGo 2の価格が下がっています。Windows 11も使えて性能も問題ないので今が買い時かもしれません!
個人的ベストな選び方
筆者がSurfaceを使ってみて感じた1番の選び方がこんな感じです。
- とりあえず1台買うならorメイン機として買うなら…Surface ProかSurface Laptop
- サブ機を買い足すorタブレットとして買うなら…Surface Go
- ※LaptopのみならSurfaceペンは無くていいかも
とりあえずSurface ProかSurface Laptopを選んでおけば失敗は無いです。スペック的にも十分メイン機になるので、基本的な作業には困りません。
そして、サブ機orタブレットとして選ぶならSurface Goをおすすめします。ちなみに、スペックは物足りないのでメイン機にはあまりおすすめはしません。
パソコンよりもタブレットの方が使いやすい場合もあると思っているので、個人的にはSurface Goがあると便利です。(これはiPadなどでもいいかもしれません)
サイズ的にも持ち運びしやすく、Surfaceペンと組み合わせればノートを書くことも可能です。学生なら講義ノート、学生でなくとも手書きでアイデアを整理することに役立ちます。
Surfaceシリーズの欠点

これは当たり前ですが、どんなデバイスでも完璧なものは普通ありません。ということでSurfaceシリーズの欠点をお話します。
- 価格が高い
- 外部端子がちょっと物足りない
- アクセサリが基本的に別売り
1.価格が高い
1番の欠点はここだと思います。Surfaceシリーズでメイン機で使えるスペックを持つモデルを選ぶと、15万円前後は必要になってきます。
最近は同じくらいのスペックでも10万円を切るくらいで買えるものが多いです。となるとやはりSurfaceは高いんですよね。
見た目のスマートさとMicrosoft純正の安心を考慮してもちょっと躊躇してしまう価格だと思います。
それでも、1度使えばSurfaceにハマってしまうもののような気がします(笑)他のパソコンにはないガジェットとしてのワクワク感みたいなものを感じられちゃうので。
2.外部端子がちょっと物足りない
これは人によっては大きなデメリットになるかもしれません。要するにUSB端子が少ないんですよね。
例えば、Surface Pro 7の場合、USB-AとUSB-Cが1つずつしかありません。
Surfaceには独自のSurface Connect端子が搭載されていて充電に使うことが出来ます。しかし、筆者の場合使わなくて、基本的にUSB-Cで充電しています。
最近はほとんどのガジェットでUSB-C充電を採用しているので、わざわざ他の充電ケーブルを持つのは面倒だと思います。
となるとUSB-Cは充電に使われて、あとはUSB-Aが1つのみ。もうUSB-Aで何かを接続しながらUSBメモリを挿すことが出来ません。
しかも、先日発表された新型のSurface Pro 8はUSB-C端子2つという構成に変わりました。USB-Aを普通に挿せなくなってしまったのは個人的にめちゃくちゃ改悪だと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか。
とにかく、外部端子は物足りないので拡張するポートを追加で購入することもおすすめします。
3.アクセサリが基本的に別売り
これは2-in-1スタイルのSurfaceの場合にデメリットになる点だと思います。
例えば、Surface Proでも普通タイプカバーを付けてパソコンとして使うと思います。ここまで大きいWindowsタブレットってあまりいらないですし。
でもこのタイプカバーは別売りなんです。しかも1万円以上するので高い。
Amazonや家電量販店ではタイプカバーも付けたセットで多少安く売っていることもあるので、そちらを選んだ方がいいと思います。
また、Surfaceペンも別売りでそれなりの価格なのであまりこだわらない方は、互換品を選ぶといいかもしれません。
WindowsならSurfaceってくらいおすすめしたい

ここまで、学生(もちろん学生以外も)におすすめのパソコンとしてSurfaceシリーズをおすすめしてきました。
価格は高いですが、その分高級感もあり長持ちするので割と選択肢としてアリだと思います。実際4・5年前のモデルを使っている人も多いです。
何より、Surfaceはペンとの親和性が高いです。手書きのノートがデジタル化出来るとめちゃくちゃ便利なのでこれだけでも十分おすすめ出来ます。
特にAppleユーザーじゃない人はしっかり使えるタブレットの選択肢が少ないので、Surfaceは良い選択肢になってくるのではないでしょうか。
また、Windows 11はタッチ操作しやすく少しスマートフォンに近い操作感なので、Surfaceとの相性も抜群です。
パソコンを買い替える予定の方や、学生で新しくパソコンを買うという方は、Surfaceも検討してみてはいかがでしょうか。